チーズは牛乳を固めてからしぼって作りますが、実は意外と簡単に自作することができます。その方法は大きく分けて3通り、酢やレモンなどの酸を使って固める方法、乳酸菌で固める方法、レンネット(乳を固める作用のある酵素)で固める方法です。今回はチーズの乳酸菌で作ります。その種チーズには、乳酸菌が生きているナチュラルチーズを使います。
作る過程で昆布茶を入れることで、昆布茶の風味が生きたチーズができます。自作ならではのオリジナリティあふれるチーズを味わてみてください。
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昆布茶チーズの作り方
今回はナチュラルチーズの中から白カビチーズに属するカマンベールチーズを使います。工程中、昆布茶を最初に入れていますが、より昆布茶風味を出すなら、水分を切った4の段階で混ぜ込んでください。
【材料】
・牛乳:1000ml
・カマンベールチーズ:20g
・塩:5g程度
・昆布茶:大さじ1
【作り方】
1./種にするチーズをみじん切りにする。
種チーズをみじん切りにする
2./鍋に牛乳と1、塩、昆布茶を入れてよく混ぜ、40℃ぐらいまで温めてから保存容器に入れる。
温かいうちに保存容器に入れる
3./電気アンカかコタツ、カイロ、ヨーグルトメーカーなどで保温しながら半日~1日置いてヨーグルトを作る。
アンカで保温する
固まってヨーグルトができる
4./ザルにさらしを敷き、固まった3をあけて水を切る。昆布茶の風味を強く出したい場合は、最初に昆布茶を入れずに、水が切れた段階でボウルなどにあけ、昆布茶を入れてよく混ぜる。
時間をかけて水を切る
5./4の水が切れたら、さらしでぎゅっと包み込み、冷蔵庫で休ませて出来上がり。
昆布茶チーズの出来上がり
先日ご紹介したこねないパンにつけたり、中身に入れて焼いてもまろやかでとてもおいしく出来上がります。
クリーミーでコクがある
昆布茶風味でかまぼこにも合う
最初に昆布茶を入れた場合は、昆布茶の旨味が入ったホエー(4の段階で出た水分)ができるので、野菜などを漬け込んでも美味しくいただけます。
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