当マガジンではさまざまな自作チーズをご紹介してきました。今回はチーズ作りの際に出るホエーでリコッタチーズを作ります。ホエーは水切りヨーグルトを作る際のものでもかまいませんが、チーズ作りの過程で出るホエーなら簡単に2種類のチーズを作ることができます。
リコッタチーズの“recotta”とはイタリア語で「もう一度煮た」という意味です。イタリアでは、チーズ作りの際に出たホエーのみを原料にして、再度煮立てることで出てくる固形分を濾(こ)して固めたものを言います。これはホエーの中にはチーズ作りの後に残った熱によって固まるタンパク質が含まれているためです。低脂肪であっさりとしていて、日本でも人気のチーズです。
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リコッタチーズの作り方
リコッタチーズの自作レシピの中に時折、牛乳にレモン汁などの酸を入れるというものもありますが、それはカッテージチーズです。リコッタは牛乳を酸で固めるのではなく、ホエーを使うチーズなので、カッテージチーズとはまた違った風味になります。
なお、ホエーがあまりにも透き通って生乳成分が少ない場合は、牛乳をホエーと同量入れてタンパク質を補います。牛乳を補うと、リコッタを多めに作ることができます。
リコッタを搾った後のホエーは甘味とコクがあるので、料理に使えます。
【材料】
・ホエー:出ただけ
※生乳成分があまりにも少ない場合は牛乳を同量入れる
若干タンパク質で濁っているホエー
【作り方】
1./ホエーを鍋に入れ、弱火でゆっくり15分ほど加熱する。
加熱開始
2./加熱が進むとタンパク質が固まって浮いてくる。
中心部にタンパク質が固まってくる
3./ボウルにザル、さらしやキッチンペーパーなどを敷いて2をあけ、水を切って出来上がり。
水を切る
冷蔵庫で冷やして、蜂蜜をかけるとやさしい味がします。
蜂蜜をかけて召し上がれ!