先日「塩レモン」の記事を配信したところ、「レモン塩麹もオススメですよ!」という声をたくさんいただいたので、早速作ってみました!!
料理の味わいを豊かにする「塩麹」を、調味料として毎日の食生活に取り入れている人は多いはず。食材の旨味を引き出し、素材そのものが持っている力をシンプルに活かす塩麹。もちろん、市販の塩麹を活用するのもいいけれど、スーパーマーケットで500円以下で販売している乾燥麹に、塩と水を加えて混ぜるだけで簡単につくることができるので、「手づくり塩麹」のほうが断然、コストパフォーマンスがいい。
自分でつくる塩麹のいいところは、塩加減やまろやかさを自分の好みに仕上げることができる点にもある。いつもの塩麹にアレンジを加えて、味に広がりを持たせることも可能だ。
たとえば、最近のおすすめは「レモン塩麹」。塩麹にレモンを加えるだけでできるレモン塩麹は、調味料として使うといつもの料理がお店での味わいに変わる。レモンの爽やかさが、まろやかな塩味に溶け込み、ほどよい酸味が奥行きのある深い味付けとなる。
そもそも、麹は100種類近くの酵素を含むと言われ、タンパク質やデンプンを、糖やアミノ酸に分解して、食べものをより消化吸収しやすい状態にする。食事に塩麹を活用することで、食材に含まれる栄養は、私たちの身体に取り込みやすくなるのだ。
一方、レモンにもダイエット面や美容面など、さまざまな効果が期待されている。糖質の代謝を活発にするクエン酸、リラックス効果があるとされるリモネン、美肌効果があると言われるビタミンCなど、いいことづくめだ。
そんな塩麹とレモンの相乗効果で、美味しくて身体にもいい「レモン塩麹」の作り方は次のとおり。
●レモン塩麹の作り方
【材料】
・塩麹100gあたりにレモン1個
※分量はひとつの目安。好みによって、加えるレモンの量を調整する
【作り方】
1./無農薬のレモンならそのまま、そうでないレモンなら皮をむき、それぞれ5mmの薄さの輪切りにして、さらにそれを4分割にカットする。
2./カットしたレモンを塩麹の容器に入れてかき混ぜる。5日~1週間して、レモンが塩麹になじみ、柔らかくなったらできあがり。
レモン塩麹は、ドレッシングとしてそのまま生野菜にかけて食べてもいいし、調味料として塩や塩麹の代わりに活用するのもおすすめ。たとえば、鶏肉やカジキマグロといった淡白な味の肉や魚とは抜群の相性だ。レモン塩麹にひと晩、漬け込んでグリルで焼くだけで、素材の旨味と柔らかさが格段にアップ。ほんのりと品のいい酸味も感じられる極上の一品になる。
レモン塩麹を活用して、発酵フードレシピのバリエーションを広げよう!