
鹿肉は佃煮にしても、おいしくいただけます。旬の秋ゴボウと根ショウガを合わせて煮込むと、ご飯のお供にぴったりの佃煮が出来ます。
鹿肉とゴボウとショウガ、いずれも体を温める効果のある食材です。それぞれミネラルやビタミンが豊富です。また、血流を促進して、疲労回復を早める働きがあるとされています。
少量から作れ、1週間ほど保存可能なので、使いきれなかった鹿肉のお助け料理としてもおすすめです。
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鹿肉とゴボウの佃煮の作り方
ゴボウのアク抜きをしている間に、他の材料の準備をします。フライパン1つで、水分をとばしながら味つけをするだけで簡単に作れます。
【材料】
・鹿肉:100g
・ゴボウ:150g
・サラダ油:小さじ2
・おろしショウガ:小さじ1
・酒:大さじ1
・砂糖:小さじ1
・みりん:大さじ2
・しようゆ:大さじ2
【作り方】
1./ゴボウを粗みじん切りに切り、水に浸けてアクを抜く。
2./ゴボウのアク抜きをしている間に、鹿肉をゴボウよりやや大きめの粗みじん切りにする。ショウガをおろす。ゴボウを網じゃくしに通して水をよく切る。

鹿肉はゴボウよりやや大きめに
3./フライパンにサラダ油を入れ、中火でおろしショウガを炒める。香りがたったら、1の鹿肉とゴボウを入れて炒める。

鹿肉とゴボウを炒める
4./中火のまま、焦げつかないように、フライ返しで底から混ぜて炒める。
5./鹿肉とゴボウに火が通ったら、強めの弱火くらいまで火を落とす。酒、砂糖、みりん、しょうゆを入れ、水分をとばしながら炒める。

水分がなくなるまで炒める
6./水分がなくなったら出来上がり。

甘じょっぱい佃煮がご飯に合う
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。
