「メディカルフルーツ(医療用の果物)」と呼ばれる青パパイヤ。パパインという酵素がタンパク質、脂肪、糖質の消化と分解を促して消化不良を防ぎ、ダイエットにも有効と言われています。さらにもう一つの特徴は、肉と一緒に調理すると肉を柔らかくしてくれることです。
豚肉と青パパイヤを炒め、ナンプラーとスイートチリで味つけして、エスニックな一品を作りましょう。
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青パパイヤと豚肉のナンプラー炒めの作り方
きつい味つけにはしていないので、どなたにも召し上がっていただけます。最後にしょうゆをかけまわすと、ぐっと日本の味に近づきますよ。食材どうしの相性がよく、ご飯が進みます。
野菜は、彩りがきれいなのでニンジンを選びましたが、ほかにインゲンやモヤシでもおいしくいただけます。
【材料】
・青パパイヤ:(皮をむいて種を除いた正味)300g
・ニンジン:(皮をむいた正味)50g
・豚肉(こま切れ肉):100g
・サラダ油:小さじ1
・ナンプラー:大さじ1
・スイートチリソース:小さじ1
・しょうゆ:小さじ1
【作り方】
1./冷凍青パパイヤを使う場合は、1時間以上前に野菜室に置いて解凍しておく。
冷凍ストックのパパイヤ
2./ニンジンは薄く皮をむいて、青パパイヤと同じくらいの太さの千切りにする。
材料をそろえる
3./フライパンにサラダ油を入れ、中火にして豚肉を炒める。
4./豚肉の表面の色が変わったら、ニンジンを入れて炒める。
5./ニンジンが少ししんなりしたら、青パパイヤを入れて混ぜながら炒める。焦げ付きそうなら、火を弱めて全部に火を通す。豚肉には十分に火が通るように。
材料を炒める
5./材料に火が通ったら、ナンプラーとスイートチリソースを加え、強火にして水分を飛ばしながら混ぜ炒める。
6./最後にしょうゆを入れて混ぜ、火を止める。
エスニック風味だがご飯に合う
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。