“ジンジャービア”は、カナダでジンジャーエールが生まれるずっと前の1700年中頃からイギリスで飲まれてきた健康飲料。ジンジャーエールの原型といわれています。ジンジャーエールは甘い生姜汁を炭酸水で割るのに対し、ジンジャービアは甘い生姜汁を発酵させた自然発酵炭酸ドリンクなのです(アルコール分ゼロ)。
イギリスの各家庭では自家製の“ジンジャービア”が作られており(ジンジャー・ビア・プラントという微生物に砂糖、水、生姜、などを加えて発酵させる)色は白く濁っており、市販されているジンジャーエールより甘みが少なく微炭酸で、生姜の辛味がピリッとくる強い味わいが特徴です。
昔ながらのレシピでは1〜2ヵ月、自然発酵させるのですが、ここでは1日でできる“自家製ジンジャービア”のレシピを紹介します。
ショウガを発酵させて作られるため、鎮痛作用や抗炎症作用があり、さらにコレステロールや血糖値を安定させる効果があるとみられています。
【材料】
・水(浄水):1リットル
・皮ごとすりおろした生姜汁:60cc
・砂糖:60g
・レモン汁:1/2個分
・ドライイースト:小さじ1杯
ドライイースト(左上)を使う
1./約55°Cに温めた水を瓶(又はペットボトル)に入れ、ドライイーストと砂糖を入れよく混ぜる。その後すりおろした生姜汁、レモン汁を入れ、お好みでとうがらしを1つ入れ、常温で日差しのある場所に置く。
大きい瓶かペットボトルが良い
2./6時間から約1日で容器内で発酵が進み、キャップを開けた時にシュワッと炭酸が抜ける音がしたり、ペットボトルが指で押せないほど硬くなったら完成。
ピリッと大人の微炭酸
出来上がったら冷蔵庫で保存してください。冷蔵庫に入れていても発酵は少しずつ進んでいき炭酸ガスが発生するので、1日に1回はガス抜きをします。
※アルカリ水は発酵しづらいのでミネラルウォーターか浄水がお勧めです。
※砂糖多めや、発酵期間が長いとアルコールが発生する場合がありますのでご注意ください。
※あくまで個人的な感想であり効果・効能を示すものではありません。
ザイマリ/完全紹介制食育エステティックサロンオーナー。エステティシャン歴12年。企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・食育指導など多岐に渡り活動中。