夏野菜の代表、きゅうりと酒粕の健康パワーが合体した、きゅうりの奈良漬を作りませんか。奈良漬といえば「瓜」が定番ですが、入手しやすいきゅうりをポリ袋で漬けるだけでおいしく出来上がります。この時期であれば、スイカの皮でもOK。漬かり具合や甘味の調整もお好み次第。日本酒のアテに、箸休めにと、一度食べたらやみつきの味です。
きゅうりの奈良漬の作り方
きゅうりはまず2日程度塩漬けにしてから酒粕に漬けます。あとは室内に置いておけば2週間~1ヵ月程度で食べ頃になります。漬ければ漬けるほど、塩気が抜けて酒粕の風味が増した、深みのある味になっていきます。
【材料】
・きゅうり:5本程度
・下漬け用塩:きゅうりの重さの15%
・酒粕:きゅうりの重さと同量
・砂糖:きゅうりの重さの10%
【作り方】
1./きゅうりを洗い、漬物器に入れて分量の塩を振り、2日程度漬ける。漬物器がない場合は、ポリ袋にきゅうりと分量の塩を入れ、固く口を結んで、2ℓのペットボトルなどで重しをする。かなり平べったくなるぐらいに重めの重しをかける。
下漬けしたもの
2./下漬けしたきゅうりを容器から取り出し、水でさっと洗い、ザルにとって水気を切る。
3./粕床を作る。漬けたきゅうりが入る程度のポリ袋に、酒粕、砂糖を入れてよく揉む。酒粕が硬いようなら、みりんまたは日本酒大さじ1程度を加えて、さらによく揉んで、酒粕と砂糖が完全に混ざるようにする。
4./3に2を入れ、空気を抜き、ポリ袋の口を固く結んで冷蔵庫に入れておく。
5./2〜3週間ぐらい経ったところで漬かり具合を見て、好みの漬かり具合になったら、引き上げて酒粕を落として保存する。1ヵ月ぐらい漬けるとより深みのある奈良漬が出来上がる。
酒粕の健康パワー
酒粕には、「レジスタントプロテイン」という食物繊維が含まれています。「レジスタントプロテイン」は胃では消化されにくく、小腸でコレステロールなど脂質をつかまえる働きがあります。また、タンパク質やミネラル、ビタミンにアミノ酸が多く含まれているので、疲労回復や健康増進に効果があると言われています。