ギラつく太陽、冷房による屋内外の気温差など、夏は身体にとってきつい季節。そんな夏バテ予防の強い味方となってくれるのが納豆や山芋などのネバネバ食材です。胃腸に優しいだけでなく、代謝を助けるなど夏の疲れ改善の味方となる機能性を摂り込みましょう!
●納豆
良質のたんぱく質を豊富に含み「畑の肉」と呼ばれる大豆が、発酵することでパワーアップ。納豆独特の酵素・ナットウキナーゼがいわゆる“血液サラサラ”成分として注目されていますが、エネルギー代謝を助けるビタミンB2や水溶性食物繊維なども豊富です。
●山芋
アミラーゼなどのデンプン分解酵素を多く含み、消化を助けてくれます。加熱すると酵素の働きが失われてしまうので、生ですりおろすか刻んで食べましょう。
●オクラ
ネバネバ野菜の代表・オクラの粘りは食物繊維のペクチンなどによるもの。胃の粘膜を守るほか、整腸作用もあり、夏に弱りがちな胃腸を助けてくれます。カロテンやカリウム、カルシウムなども多く含んでいます。茹でるときは、塩もみしてから沸騰した湯で2分程度に。
●メカブ、モズク
ヌルヌルしているのは、水溶性食物繊維フコイダンやアルギン酸を多く含んでいるから。血中コレステロールを抑える、免疫力をUPする、抗がん作用が高いとされています。また、ヨウ素も豊富で新陳代謝を活発にしてくれます。
夏の定番に!「ネバネバダレ」
上記のネバネバ食材から好みのものを選び、細かく刻みます(オクラは茹でて使う)。よく混ぜて粘りを出し、醤油や練り梅で味を整えます。
熱々のごはんにのせて「ネバネバ丼」、そうめんなどのめんつゆや海藻サラダなど、さまざまな料理に応用できるので、たっぷり食べて夏バテを吹き飛ばしましょう!