納豆が体に良い理由のひとつに、アルツハイマーの予防になるというナットウキナーゼや、がん予防が期待されるイソフラボンなどの有効成分が含まれていることがあげられます。
そんな納豆に、スペルミジンという有効成分が含まれていることはご存知でしたか。これはポリアミンという物質の一種で、老化予防と密接な関係にあると言われています。ポリアミンの中でもスペルミジンは特に研究が進んでおり、アメリカの大学の実験でスペルミジンの投与を行ったマウスの寿命が延びたという研究結果が報告されました。
このスペルミジンは主に、ヨーグルトや味噌などの発酵食品、大豆、キノコ類等に多く含まれます。“大豆の発酵食品”である納豆は、スペルミジンの宝庫というわけです。今、海外からも注目を集める食品なのです。
細胞を活性化し、老化予防効果が期待できると聞けば、今まで以上に納豆を食べたくなりますよね。今回は、そんな納豆を使った一品をご紹介します。
納豆はお好みのもので大丈夫ですが、発酵する表面積が広い「ひき割り納豆」がおススメです。
納豆の油揚げ包み焼きの作り方
【材料】
・油揚げ:長方形のもの1枚
・納豆:1パック
・卵黄:1個
・青ネギ:1~2本(5g程度)
・生姜すりおろし:少々
・醤油:適宜
【作り方】
1./まな板に油揚げを置き、菜箸の一本を油揚げの上でコロコロと前後に押し転がします。
優しくゆっくりと転がす
2./均等に転がしたら半分に切って袋状にします。
開く時も手で優しくゆっくりと
3./ボウルに納豆、卵黄、刻んだ青ネギを入れて混ぜ合わせます。
納豆はお好みのもので
4./3を2で開いた油揚げにいれて、フライパンやオーブントースターで両面きつね色になるまで焼きます。フライパンの場合は油揚げに油分があるので油を引く必要はありません。
卵に火が入るように弱めの中火で
5./焼きあがる直前に生姜醤油を両面に塗り、水分を飛ばす程度に軽く焼けば完成です。
生姜醤油は別添えにしても
●アレンジ
味付きのいなり揚げで作っても美味しいです。いなり揚げで作ると、しっとりと甘味のある仕上がりになります。
上記の【材料】の「油揚げ:長方形のもの1枚」を「いなり揚げ:2枚」に置き換え、1と2の工程は省きます。3以降の工程はかわりません。
焦げやすいので火加減に注意して
(監修:深尾由起子)