牡蠣は健康食の優等生!
ビタミンB1、B2などのビタミン、亜鉛などのミネラルやタウリンまで豊富に含まれています。特に細胞分裂や新陳代謝を促す、いわゆるアンチエイジング効果がある「亜鉛」は、貝類の中でも断然多く含まれています(100g中13.2mg、アサリの約13倍)。
しかし、亜鉛は単体では体に吸収されにくい上に、他の物質と一緒に摂ると、それにくっついて体外に排出されやすいという性質をもっています。つまり単純に牡蠣だけを食べていても亜鉛の大半が体外に出てしまうという、もったいないことだったのです。
では亜鉛を効率的に体に摂り込むためにはどうすればいいのか?
ここでレモン、ゆずの登場です。レモンやゆずに含まれているクエン酸やビタミンCには、亜鉛を体に吸収しやすくする効果があることがわかっています。生牡蠣とレモンや、牡蠣鍋にゆずポン酢を使うのは、ちゃんと意味があったのです。亜鉛を効率的に摂るための黄金コンビの食べ合わせといえます。
今年の牡蠣の水揚げは?
牡蠣の生産量全国1位で、約6割を占める広島県漁業協同組合連合会の話では、「今年は身の入りがとてもよい」とのこと。広島もこれから本格的な水揚げが始まり、いよいよシーズン本番。
牡蠣を食べるなら、必ずレモンやゆずを忘れないでください。さあ、おいしく食べて小泉センセイのような(?)アンチエイジングを目指しましょう!
参考:『日本食品標準成分表2010』準拠「食品成分表」(大修館書店)