晩秋の情景を食卓に「野菜の吹き寄せ」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2020.11.10

美しい彩りの落葉が風に吹き寄せられて……、その様を料理や菓子に表したものが「吹き寄せ」と呼ばれます。とりわけ関西では和三盆糖を用いた、落雁(らくがん)という干菓子が愛されています。
旬の野菜で、吹き寄せを作ってみませんか。ゴマ油と黒酢で味付けをします。ゴマ油にはセサミンとビタミンE、黒酢には必須アミノ酸が豊富に含まれているので、血行を良くして冷え性を改善し、アンチエイジングの効果が期待できます。
深まりゆく秋を、体内から温めて、健やかに過ごしましょう。

落雁の吹き寄せ

 

野菜の吹き寄せの作り方
野菜はお好みのものを組み合わせてください。材料すべて、5ミリくらいの厚さに切りそろえます。
オーブンで焼き上げてからテーブルで、塩こしょうなどをかけるのもあり。焼く際には熱に強いゴマ油を用いますが、テーブルではオリーブオイルやエゴマ油など、お好みのもので結構です。

 

【材料】
・野菜(お好きな物を組み合わせて):合わせて300~400g
 (今回はレンコン、ゴボウ、サツマイモ、インゲン、カボチャ、ニンジン、ダイコン、カブ、シイタケ、ブナシメジ、ギンナン、春菊を使用)
・ゴマ油:大さじ1
・黒酢:大さじ2
・みりん:大さじ2
・塩こしょう:少々

彩り豊かな野菜を集めて

 

【作り方】
1./オーブンを予熱160度に設定する(加熱時間は13分にしておく)。
2./レンコンとゴボウは、切った後、酢水(分量外)に漬けておく。サツマイモは輪切りにした後、水にさらす。
3./その他の野菜やキノコは、食べやすい大きさと形に切りそろえる。材料すべてを耐熱容器に入れる。

旬野菜の大集合

 

4./ゴマ油、黒酢、みりんを合わせて混ぜ、塩こしょうで味を調える。3にまわしかける。
5./4を予熱したオーブンに入れて、野菜に火が通るまで約13分間加熱する。機器により加熱時間を調節する。

しんなりしたらOK

 

●ワントレイで
多人数の場合には、オーブンバットなどのワントレイに、抜き型を使って盛りつけるのもおしゃれです。加熱時間は、目安として160度20分から、調節してください。春菊など火の通りやすいものは、加熱後に上に置くだけで大丈夫です。
コロナ感染予防の観点から、小皿に取り分けてお召し上がりくださいませ。

秋の食卓をおしゃれに

 

福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。

 

発酵手帳2021、大好評発売中!

365日その季節に合った発酵食品のレシピや、小泉先生のコラム、付録には発酵食品をいつ作ったらよいか一目でわかる「発酵カレンダー」、発酵食品を作った際の日時、温度、分量などを記録できて次に役立つ「発酵手仕事」、「味噌特集」など、発酵食品好きにはたまらない「発酵手帳2021」が3年目を迎え、さらにパワーアップして大好評発売中!ぜひお役立てください。Amazonで大好評発売中です!

 

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい