
春の食卓に縁起物として喜ばれる「桜鯛(サクラダイ)」。産卵期を迎えて体色が桜色に変化した、天然真鯛(マダイ)の呼称です。脂がのっておいしくなっています。
名にちなんで、桜の花の風味も味わいましょう。おだしに塩漬け桜花をプラスして、煮物に仕立てました。桜の風味がお好きな方は、ぜひお試しください。
桜鯛の桜煮の作り方
桜花の塩漬けを水に浸けて塩抜きすると、桜の風味の溶けこんだ水ができます。その水とだし汁を混ぜた煮汁で桜鯛を煮ます。白だしを使うと、色目をより楽しめます。
【材料】
・桜鯛(真鯛):1切れ(100g程度)
・塩:少々
・桜花の塩漬け:4輪
・水:大さじ4
・だし汁(有れば白だし):150ml
・小ネギ:適量
【作り方】
1./鯛の表面に塩を薄くまぶしておく。

鯛の表面に塩をまぶす
2./桜花の塩漬けを、塩を付けたまま水大さじ4に浸けておく。

桜花を塩ごと水に浸ける
3./小鍋か小さ目のフライパンにだし汁を入れて、中火にかける。
4./だし汁が沸騰しそうになったら、弱火にする。2の浸け水を入れる。
5./鯛の表面をキッチンペーパーでぬぐい、皮目を上にして、4のだし汁の中に入れる。

皮目を上に置く
6./蓋をして弱火で煮る。時々、蓋を開け、煮汁を鯛にかける。アクが出ていたら取る。
7./2の桜花のうち2輪をみじん切りにする。小ネギを小口切りにする。
8./鯛に十分に火が通ったら、火を止める。
9./お皿に鯛を置き、煮汁をかける。7のみじん切り桜花と小ネギを煮汁に散らす。残しておいた桜花2輪を飾る。

春を呼ぶ一品
●桜鯛が手に入らないときは、金目鯛でもかまいません。ただ、桜花が金目鯛の色に隠れてしまいがちです。下の写真では、飾りにブロッコリースプラウトを使いました。

金目鯛には緑が映える
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。
四六変形判(厚さ0.9×横13.4×縦19.6cm)
192頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-48-2
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