宮城の凍み大根!「へそ大根」の作り方

カテゴリー:レシピ 投稿日:2021.01.21

へそ大根とは、宮城県で作られている凍(し)み大根の一種です。大根を輪切りにしてから茹で、竹に刺して軒下に干し、乾く、凍るを繰り返します。穴があいた「へそ」のような形が独特。ふわっとした食感と甘みの強い味が特徴。朝晩が氷点下にならない地方では、冷凍庫を利用して作ります。大根が安い時にまとめて作っておくと保存食にもなり、味がすぐしみるので、煮物も早くできて便利です。

 

へそ大根の作り方
大根は凍りやすくするため、小ぶりなものを選んでください。また、暖かい地方では、早く乾くように大根を薄めに切ってください。また、今回はへその形になるように竹串に刺していますが、ザルなどで干しても同様に作ることができます。

 

【作り方】
1./大根は皮をむいて2cm程度の厚さに切る。

皮をむいて輪切りにする

 

2./1を噛むとガリっとする程度の固さに茹でる。
3./2を冷ましたらポリ袋に入れて1晩冷凍する。

固めに茹でてから冷凍する

 

4./冷凍庫から出し、少し溶けたところで竹串を刺し陽当りに干す。
5./2日干したら取り込んで竹串からはずし、ポリ袋に入れて1晩冷凍する。
6./5を再び竹串に刺し、陽当りに干す。しなびて小さくなれば出来上がり。

乾いて小さくなっている

 

へそ大根と干し椎茸の煮物

へそ大根を水で戻し、戻した干し椎茸、鶏肉、人参やこんにゃくと合わせて煮物にしました。へそ大根はふわっとした食感と甘みが濃縮されているので、生の大根とはまた違った味わいが楽しめます。

味がしみて美味!

 

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この記事を書いた人

編集部
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