外出自粛が続く中、そろそろお店で食べるプロの味が恋しくなってきました。しかし、5月末まで自粛生活の延長が決まりました。こんな時は、おうちで割烹(かっぽう)の味が味わえたら嬉しいですよね。
割烹や和食の専門店などで〆ご飯に出てくる「鯛茶漬け」。この〆ご飯だけを食べたい人がいるほど鯛茶漬けは人気の一品です。
3月から6月ごろの雌の真鯛は、鮮やかな体色に桜が散ったような白い斑点が現れるため「桜鯛」と呼ばれています。産卵のために浅瀬にやってくるので漁獲量が増え、スーパーなどでも手頃なお値段で並んでいるのを見かけることがありますよね。
今回は「桜鯛」を使って、割烹の味「鯛茶漬け」のご紹介です。せめて割烹に行った気分にひたって巣ごもりのストレスを吹き飛ばしませんか。
桜鯛の「鯛茶漬け」の作り方
【材料】(2人分)
・真鯛(柵):100~120g
・白炒り胡麻:大さじ2(練り胡麻を使う場合は大さじ2弱)
・醤油:大さじ2
・味噌:小さじ2
・だし汁:小さじ2~4
・ほうじ茶:適量
・わさび、小ねぎ、刻みのりなど:お好みで
【作り方】
1./すり鉢に白炒り胡麻を入れ、しっかりとする。
油分が出て全体にしっとり
2./1に醤油、味噌を加えてよく混ぜ合わせる。
周りの胡麻を集めながら混ぜる
3./だし汁を加え、お刺身の付けダレとして好みの味になるよう調整する。
味を見ながらお好みの濃さに
4./鯛はそぎ切りする。
包丁の刃全体を使ってそぎ切る
5./器を2個用意し、3を半量ずつ入れる。4を半量ずつ重ねるように盛り付け、お好みでわさびや小ねぎ、刻みのりを添える。
ほんのりピンクで美しい
まずはタレにお好みでわさびを溶かし、鯛のお刺身をタレにつけ、温かいご飯に載せてそのままお召し上がりください。
半分程度ご飯を食べたら、残りのお刺身とタレをからめ、ご飯の上に載せます。温かいほうじ茶をかけてお茶漬けにしてどうぞ。
一食で二度おいしい、割烹の味をぜひご家庭でもお試しください。
(監修 深尾由起子)