身体に優しい根菜発酵おでん

カテゴリー:発酵食品全般 投稿日:2025.11.09

秋から冬にかけては、さつまいもやれんこんなど美味しい根菜類が多く出回りますね。

発酵食品の本枯節でしっかりだしを取り、発酵調味料の代表ともいわれる塩麹と本みりん、薄口醤油で味を調え、香りも美味しい発酵おでんだしを作ります。

その発酵おでんだしに根菜からの野菜のおだしも合わさって、優しい美味しさが詰まった根菜発酵おでんの出来上がりです。今回は、おでんの定番の卵と厚揚げとがんもどきでタンパク質も加えて、栄養バランスも良いものにいたしましょう。

ホクホク食感のさつまいもが、意外に美味しくてちょっとびっくり!他にも秋から冬に美味しい根菜類をいろいろコトコトと煮込んで、身体に優しい根菜発酵おでんを、是非、お試しあれ!

 

【材料】4人分

◆発酵おでんだし◆

・水:1.5L

・本枯節粉:30g

・出汁昆布:10cm

・薄口醤油:60ml

・本みりん:60ml

・塩麹:50g

・塩:適量

 

◆具材◆

・大根:10cm 

・さつまいも:1本

・人参:1本

・れんこん:1節

・さといも:4個

・厚揚げ:4切れ

・がんもどき:4個

・卵:4個

根菜の美味しい季節!

 

1./大根は、2.5cm厚さに切り皮をむき、角を面取りして軽く下茹でをする。さつまいもは、4等分に輪切りにする。人参は、皮をむき縦に4等分にする。れんこんは、皮をむき縦に4~8等分に切る。さといもは、よく洗い皮つきのまま茹で、皮をむく。厚揚げとがんもどきは、ざるに入れ、熱湯をかけて油抜きをする。卵は、茹でて皮をむく。

具材は下準備をしっかりとする

 

2./おでんの出汁を作る。鍋に水を入れ、昆布を入れて1時間以上水出しをする(保存容器に水と昆布を入れて前日から冷蔵庫にて水出しをするのも良い)。本枯節粉は、出汁パックなどに入れて鍋に入れる(出汁を取るポットなどを使うのも良い)。鍋を火にかけ沸騰したら5~6分煮出して本枯節粉を取り出す。みりん、塩麹、薄口醤油を加えて味を調える。昆布を引き上げる。

本枯節粉は本枯節でも良い

 

3./1で下準備をした野菜を鍋に入れる。大根、さつまいも、にんじん、れんこん、卵を最初に入れて20分ほど煮る。次にさといもを入れて、10分ほど煮る。最後に厚揚げ、がんもどきを加えて弱火で30分ほど煮る。

生の根菜と味のしみ込ませたい物

 

次にさといもを加える

 

4./全体で1時間ほど煮たおでん鍋は、火からおろし、一度冷めるまで待つ。冷ますことで、具材に味がしみ込む。食べるときは、沸いてから弱火にして10~15分ほど火にかけて塩で味を調えて熱々を召し上がれ!

味がしみ込んだ美味しい発酵おでん

 

さつまいももおでんに合う!

 

坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。

 

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この記事を書いた人

編集部
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