
マイタケの名前の由来は「山でマイタケを見つけた人が喜んで舞い上がったから舞茸」とか。おいしいだけでなく、キノコ類のなかでもビタミンDやビタミンB、植物繊維など栄養価の高い食材です。
マイタケと相性の良いトリ肉、そのなかでも高たんぱく低脂肪低カロリーの胸肉を使ったレシピをご紹介します。お味付けは、みそとみりんとチーズの発酵3食材。
酷暑を乗り越えた皆さま、今こそ舞い上がって、楽しい秋を迎えましょうぞ。
マイタケとトリ胸肉のみそグラタンの作り方
牛乳は沸騰させると膜ができて焦げの原因となり、成分も失われます。火を弱くして沸騰直前を保ってください。チーズの量は、お好みでOKです。レンジから取り出すときには、やけどにご注意ください。
【材料】
・トリ胸肉:100g
・マイタケ:150g
・薄力粉:大さじ1
・バター:10g
・みそ:大さじ1/2
・みりん:大さじ1
・牛乳:100ml
・溶けるチーズ:適量
・塩:ひとつまみ
・こしょう:少々
【作り方】
1./トリ胸肉の余分な脂は切り捨てる。厚さ1センチほどの薄切りし、さらに4×4センチほどの大きさに切る。
2./1のトリ胸肉に、塩こしょうをもみ込み、薄力粉を付ける。
トリ胸肉に塩こしょうと薄力粉を付ける
3./フライパンにバターを入れて弱めの中火にかけ、バターが溶けたら、2のトリ胸肉を炒める。両面を炒める。
4./トリ胸肉に火が通ったら、マイタケをほぐしながら入れて炒める。フライパンの底に引っ付かないように、フライ返しで、時々底から混ぜる。
マイタケを炒める
5./みそとみりんを混ぜる。みそが溶けるまで。
みそとみりんの調味液
6./マイタケに火が通ったら、5の調味液を入れて、混ぜながら炒める。
7./牛乳を入れ、沸騰直前を保ちながら、全体を混ぜ炒める。
味をしみこませる
8./トリ胸肉とマイタケに調味液がよくからんだら、火を止める。
9./器に盛り、上に溶けるチーズをのせる。
10./電子レンジ600Wで3分加熱する。チーズが溶ければOK。溶けていなければ、600Wで20秒ずつ、チーズが溶けるまで加熱をくり返す。
11./チーズが溶けたら、出来上がり。
甘みそとチーズの相性はバッチリ
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。