
梅雨の蒸し暑い気候では、体力も消耗しますね。そんな時は、アミノ酸やビタミン類が豊富に含まれている酒粕を上手に使って、健康的な食事を楽しみましょう!
酒粕と味噌を合わせて、本味醂の甘味を加え酒粕味噌ペーストを作ります。酒粕味噌ペーストは、作って保存瓶に入れ冷蔵庫にストックしておくととても便利な発酵調味料のひとつになります。
今回は、鶏むね肉を漬け込んで、ニンニクで香りをつけたオリーブオイルで香ばしく焼き、しっとりと美味しい鶏むね肉のソテーを作りました。
酒粕味噌ペーストでソースも作り、お好みで添えて召し上がれ!
【材料】
・酒粕:100g
・味噌:100g
・本みりん:100ml
・鶏むね肉:2枚
・にんにく:2片
・小麦粉:適量
・オリーブオイル:大さじ2
酒粕味噌ペーストの材料
1./酒粕と味噌と本みりんをフードプロセッサーに入れて、撹拌する。全体がよく混ざるまで撹拌する。出来上がったペーストは、消毒した保存瓶に入れて冷蔵庫で保存する。
フードプロセッサーが便利!
酒粕味噌ペーストを瓶で保存する
2./鶏むね肉の重さの10%ほどの重さの酒粕味噌ペーストを鶏むね肉の表面に塗り、それぞれラップで包み、保存袋に入れて冷蔵庫で半日~1日ほど漬けこんでおく。この状態で冷凍保存しておくのも良い。
鶏むね肉と酒粕味噌ペースト
鶏むね肉の両面に塗る
3./2で漬けておいた鶏むね肉の表面についている酒粕味噌ペーストは、キッチンペーパーで軽く拭き取り表面に小麦粉を薄くつけておく。
漬け込んだ鶏むね肉
小麦粉は、薄く全体につける
4./にんにくを半分に切り芯を取り除く。フライパンにオリーブオイル大さじ2とにんにくを入れて、弱火でじっくりとにんにくの香りがたちきつね色になるまで炒める。にんにくは、一度フライパンから取り出しておく。
5./3で用意した鶏むね肉を4のにんにくを取り出したフライパンに入れて弱火でゆっくりと焼く。両面こんがりと焦げ目がつくように焼く。最後は、火を止めてフライパンの上の鶏むね肉をアルミホイルで覆い5分ほど保温状態で仕上げる。
両面をこんがりと焼く
6./酒粕味噌ペーストと日本酒、醤油を鶏むね肉を焼いた後のフライパンに入れて、軽く火を通して混ぜ合わせ、ソースを作る。
酒粕味噌ペーストでソースを作る
7./5で焼いた鶏むね肉をフライパンから出して、しばらくアルミホイルで包んだ状態で全体を落ち着かせ食べやすい大きさに切って盛り付ける。4で焼いたにんにくも添える。お好みで6のソースをかけて召し上がれ!
食べやすい大きさに切って
ソースを添えて召し上がれ!
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。