
サーモンと枝豆を、サワークリームを軸にしたまろやかなソースでいただく彩り豊かなメインディッシュです。季節を問わず手に入るサーモンに、旬を迎えた枝豆をたっぷりと合わせ、夏らしい涼感を添えました。
コク深い旨みを引き出すサワークリームと玉ねぎの甘みが、素材をやさしく包み込み、クリーム風味でありながら軽やかで、最後のひと口まで爽やかに楽しめます。
サーモンと枝豆のサワークリーム煮の作り方
【材料】
・サーモン(切り身):2切
・枝豆:250~300g
・玉ねぎ:1個
・EXVオリーブオイル:大さじ2
・白ワイン:50ml
・水:50ml
・サワークリーム:30g
・塩:適量
・黒胡椒:適量
【作り方】
1./サーモンを大きめの一口大に切り、バットにのせ、両面に塩を少々し、15分ほど置く。
サーモンの表面にむらなく塩をする
2./枝豆を茹で、豆を出し、豆の薄皮も取る。
3./玉ねぎをみじん切りにする。
4./浅鍋にEXVオリーブオイルと3の玉ねぎを入れ、淡いきつね色になるまで炒める。
時々混ぜながら、焦がさないように
5./1のサーモンから出てきた水分を、キッチンペーパーで拭う。
6./浅鍋の中のきつね色になった玉ねぎを端のほうによせ、空いたスペースにサーモンを入れ、両面を焼く。もしあればゴムベラなどのヘラを使うと表裏をかえしやすい。
サーモンが割れないよう注意する
7./続いて、水と白ワインを合わせたものを6の浅鍋に注ぎ、一度沸かしたのち、火を弱火にし、サワークリームを入れ、弱火と中火の間ぐらいでコトコトと煮る。
白ワインの香りもサーモンにそえる
8./サーモンに火が通ったら、2の枝豆を入れ、全体になじませ、塩と黒胡椒で味を調えたら出来上がり。
鍋ごとテーブルに出して取り分ける
美味しく作るポイントは、まず玉ねぎを炒めて甘みを十分に引き出すこと、そしてサーモンを大きめに切って形を保ち、煮くずれないようにすることです。
玉ねぎのまろやかな甘みと、白ワインのやさしい酸味、さらに発酵から生まれるサワークリームの深いコクが一体となり、ブイヨンを加えなくても素材のみでしっかりと旨みを感じられる立体感のある味わいに仕上がります。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://kokookuda.com/)