
ほくほくとした食感が魅力のひよこ豆と、旨みと塩味が調和した独特の味わいをもつフェタチーズを組み合わせ、風味豊かなサラダを作ります。ひよこ豆のやさしい甘みに、フェタチーズのコクが加わることで、味わいに趣を与えます。さわやかな酸味をあわせ持つトマトのほか、ほどよい食感と酸っぱさのあるケッパーやオリーブも加わり、重なりあった素材がお互いを引き立て合うイタリア・シチリアならではのひとしなです。
シチリア風ひよこ豆とフェタチーズとトマトのサラダの作り方
【材料】
・ひよこ豆(茹で):100g
・トマト:100g
・フェタチーズ:40g
・赤玉ねぎ:1/4個
・にんにく:1/4片
・EXVオリーブオイル:大さじ2と1/2
・オリーブ:4個
・酢漬けケッパー:小さじ1
・オレガノ(ドライ):小さじ1/2
・バジル:8枚
・塩:適量
【作り方】
1./ひよこ豆の余分な水気を切る。
(乾燥ひよこ豆を使う場合)
乾燥のひよこ豆を洗い、たっぷりの水に一晩浸ける。水を捨て、鍋にひよこ豆を入れ、そこへたっぷりの水を注ぎ、やわらかくなるまで茹で、ザルにあげる。
2./トマトを1cmほどの角切りにする。
3./フェタチーズはトマトよりすこし小さめの角切りにする。
材料が揃えば、あとは仕上げるだけ
4./赤玉ねぎを薄切りし、流水にさらし、余分な水気を切る。
5./にんにくをすりおろす。
6./ボウルに4の赤玉ねぎ、5のにんにく、EXVオリーブオイル、種を取り除いたオリーブ、汁気を切ったケッパーを入れ、よく混ぜる。
7./続いてオレガノ、バジルの葉、1のひよこ豆、2のトマト、3のフェタチーズを入れ、混ぜ合わせ、味見をし、塩気が足りなければ塩を少々し、味を調え、器に盛り付けたら出来上がり。
オレガノとバジルが香りを引き立てる
彩りはイタリア国旗の緑と白と赤
ひよこ豆やフェタチーズといったタンパク質と、トマトや赤玉ねぎなどの彩り豊かな野菜が一度に摂れるバランスのよいひと皿です。手軽に作れて食べごたえもあり、忙しい日の食事にもぴったりです。また、冷蔵庫でしばらく味をなじませておくことで、より一体感のある仕上がりになるので、あらかじめ用意しておき、ホームパーティーなどでお出しできるのも嬉しいポイント。オリーブとケッパーの重ね使いがいかにもシチリアらしい、日常にも、おもてなしにも活躍してくれる、頼もしいサラダです。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://kokookuda.com/)