
バーニャカウダは、イタリア・ピエモンテ地方の料理です。ピエモンテ語で「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「温かい」を意味します。この温かいソースの伝統的な材料は、アンチョビ、にんにく、オリーブオイル、塩というシンプルなものです。
このバーニャカウダソースを、今回は、旨味たっぷりの酒粕と味噌を合わせた酒粕味噌ペーストを使い、本枯節の粉を合わせて、和風なアレンジで作ってみました。
弱火でふつふつと煮ることで酒粕のアルコール分がなくなり、お子さまをはじめどなたでもいただけるソースが出来上がります。
バーニャカウダソース用の温めながら出す器でも、食べる直前に温めて添える、あるいは、冷たくしても美味しくいただけます。お好みの野菜にうま味たっぷりの酒粕味噌バーニャカウダソースを合わせて召し上がれ!
【材料】
◆酒粕味噌ペースト◆
・酒粕:100g
・味噌:100g
・本みりん:100ml
◆バーニャカウダソース◆
・酒粕味噌ペースト:大さじ3
・本枯節粉:大さじ1
・牛乳:50ml
・にんにく:2片(すりおろす)
・オリーブオイル:大さじ2
・塩:少々
・胡椒:少々
・野菜:きゅうり・にんじん・セロリ・ブロッコリー・じゃがいも・さつまいも・かぼちゃなど、お好みで!
野菜をたくさん食べましょう!
1./酒粕味噌ペーストを作る(2025年6月30日配信「味噌で美味しく~味噌と酒粕でしっとり美味しい鶏むね肉~」参照)。
冷蔵庫に作り置きしておくと便利
2./酒粕味噌ペースト、本枯節の粉と牛乳、おろしにんにくを小鍋に入れて弱火にかける。煮立たせないようにふつふつとさせながら、泡立て器で丁寧に混ぜる。
酒粕味噌と本枯節が合う!
材料を全部鍋に入れる
丁寧に混ぜて乳化させる
3./丁寧に混ぜながら弱火で煮立たせて乳化させ、バーニャカウダソースを作る。
ソースの出来上がり!
4./野菜を準備する。カリフラワーは、好みの硬さに茹でる。マッシュルームとプチトマトは、半分に切る。人参、セロリ、きゅうり、パプリカは、長さを揃えスティック状に切る
お好みの野菜を用意する
5./準備した野菜に和風で旨味たっぷりのバーニャカウダソースを添えて、召し上がれ!
旨味たっぷりのソースが美味しい
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。