
日本各地を旅するときの楽しみのひとつは、その土地のお味噌汁を味わうこと。お味噌の味は、地方色が豊かです。甘さに特長がある麦味噌、じっくりと時間をかけて作る豆味噌。その中で有名なのが八丁味噌。そして日本の味噌で一番多いのは米味噌ですが、味わいは地方によって辛口のものや麹の量で甘味のあるものなど様々ですね。
沖縄の離島、宮古島の「たつ汁」も地方色豊かなお味噌汁のひとつです。泡盛が入っている宮古味噌に宮古島と橋で繋がっている伊良部島の名産の鰹を使って、生卵も入れて熱々のお湯をそそぐだけ。簡単なのに本格的なお味噌汁に感激です。
その「たつ汁」からヒントを得ました。お味噌に昆布粉を混ぜて味噌ペーストを作り、器にたっぷりの鰹節と乾燥わかめなどとうずらの卵を落として熱々のお湯を注ぐだけ。簡単なのに本格的なお味噌汁の出来上がりです。
【材料】4人分
・味噌:60g~80g(塩分濃度によって1人分15g~20gぐらいを目安に)
・昆布粉:2~3g
・かつお節:80g
・うずらの卵:4個
・乾燥わかめなど:適量
・万能ネギ:適量

かつお節とお味噌で簡単お味噌汁
1./味噌と昆布粉をよく混ぜ合わせる。この状態のものを多めに作り、保存容器に入れて冷蔵庫で保存しておくと、とても便利。

昆布粉と味噌を合わせておく
2./器に1で合わせた味噌(1人分15~20g)、かつお節(1人分20g)と乾燥わかめなどを入れる。うずらの卵は、割り入れる。

具材はお好みのものを入れる
3./お湯は、熱々のものを器に注ぎ、味噌が溶けるようによく混ぜ合わせる。最後に刻んだ万能ねぎを加えて出来上がり!

手軽で簡単本格的なお味噌汁!
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
四六変形判(厚さ0.9×横13.4×縦19.6cm)
192頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-48-2
◎入手方法
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