山椒の若葉である木の芽は、4~5月頃が葉も柔らかく独特の爽やかな香りが、筍や新じゃがいもなど春の野菜と相性も良く美味しいですね。
今回は、旬の木の芽をたっぷり使い少し甘めの白味噌を合わせます。ほんのりとした甘みが美味しい木の芽味噌を作り、少量の酢を合わせて鶏ささみの和え衣にしてみました。
白味噌の優しい甘さの中に爽やかな木の芽の香りと酸味が美味しい、和え物のできあがりです!
【材料】
・白味噌:50g
・木の芽:10g
・日本酒:大さじ3(木の芽味噌大さじ2/鶏ささみ下ごしらえ大さじ1)
・みりん:大さじ3
・甜菜糖(てんさいとう):小さじ1/2
・鶏ささみ:400g
・塩:小さじ1/2
・酢:小さじ2
木の芽の香りがたっぷり
【作り方】
1./木の芽は、ていねいに洗い水気を切る。軸から葉を外し、葉だけをすり鉢に入れてしっかりすりつぶす。
木の芽をしっかりすりつぶす
ていねいに細かくすりつぶす
2./耐熱容器に酒とみりんを入れて、電子レンジで30秒ほど加熱してアルコールを飛ばしておく。1で細かくすりつぶした木の芽にアルコールをとばした酒とみりんをすこしずつ加えてペースト状にする。ペースト状になったら、白味噌を加えて混ぜ合わせ、最後に甜菜糖も加えて全体をよく混ぜ合わせれば木の芽味噌のできあがり。
調味料を加えて混ぜる
3./鶏ささみは、下ごしらえする。塩少々(分量外)と日本酒(大さじ1)をふり、全体に混ぜて10分ほどおく。その後、500mlのお湯を沸騰させ塩小さじ1/2を加え、ささみを入れる。ささみを入れて30秒ほどで再沸騰してきたら火を止めて蓋をして10分そのまま蒸らしておく。蒸らした後、ささみを取り出して粗熱が取れたらほぐしておく。
鶏ささみ全体に塩を軽くふる
静かに蒸らすように煮る
4./3でほぐしたささみと1でできた木の芽味噌と酢をよく和えてできあがり! 器に盛り付けた後に、木の芽と木の芽味噌も少し添える。
少しの酸味でより爽やかに!
木の芽と味噌を少し添える
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。