年に2回の旬があるごぼう、春のごぼうは「新ごぼう」、晩秋から冬にかけてのごぼうは「旬ごぼう」と言われ、それぞれ風味や食感が少しずつ違います。今回は、秋が深まるにつれ大地のミネラルをたっぷりと吸収した「旬ごぼう」をつかって、甘酒をプラスした合わせ味噌で美味しい味噌漬けを作りました。
新米の季節に、ごぼうの味噌漬けで食欲の秋を楽しみましょう! 細かく刻んでご飯と混ぜておにぎりに、チーズと合わせてちょっとしたおしのぎに、作っておくといろいろなバリエーションが楽しめます。
【材料】
・ごぼう:300g
・味噌:300g
・甘酒:50g
・酢:小さじ1
味噌と甘酒の美味しいコラボ
【作り方】
1./ごぼうを丁寧に洗い、容器のサイズに合わせて切る。鍋にごぼうが被るぐらいの水を入れ、酢を加え、少し歯ごたえが残るぐらいに茹でる。茹でたあとは、冷水につけ水を切る。ごぼうの水分は、ペーパータオルで拭いてしっかりと切っておく。太いごぼうの場合は、二つ割にすると漬かりやすくなる。
歯ごたえを残した茹で加減に
2./味噌と甘酒を混ぜ合わせる。味噌も甘酒も、使うものによって味は違うので、好みの味に合わせるといい。甘酒は、液体よりも、とろみのあるものを使う。容器に合わせた味噌の半量を入れ、ガーゼを敷きごぼうを並べ、ごぼうの上にガーゼを重ねる。
容器の底に味噌、次にガーゼ
ごぼうは二段になっても良い
3./2のガーゼの上に残りの合わせた味噌を重ね、上にラップをして密閉し冷蔵庫で保存する。
ガーゼの上に残りの合わせた味噌
ラップをして容器の蓋をする
4./細いごぼうは、2日目ぐらいから美味しく漬かっている。1週間ぐらい漬かっているものも美味しい。
美味しく漬かったごぼう
5./そのまま漬物としてご飯のおともにはもちろんのこと、本枯節と和える、クリームチーズと合わせるなどバリエーションが楽しめる!
本枯節をトッピング!
クリームチーズを合わせて!
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。