
梅雨から夏に向かうこの季節、気温や湿度によって、身体は水分不足や過多に陥ったりします。そこで摂り入れたいのが、毒素や老廃物を排出する植物繊維と腸の働きを高める発酵食品です。
おすすめは、ひじきとしらたき。どちらも植物繊維のほかミネラルが豊富で、しかも低カロリー。
しょうゆや酒、みりんで下味をつけ、最後の味つけは梅干しで。
デトックスだけでなく、ダイエット効果も期待できそうですネ。
ひじきとしらたきの梅干し和えの作り方
長さがちょうど良い芽ひじきを使います。しらたきは「アク抜き不要」の物でもかまいません。芽ひじきとしらたきの水分を飛ばしておくことで、味染みが良くなります。
【材料】
・乾燥芽ひじき:25g
・しらたき:1袋(200g)
・梅干し:大3個
・砂糖:大さじ1
・酒:大さじ1
・みりん:大さじ1
・しょうゆ:大さじ2
・ごま油:大さじ1
・白すりゴマ:大1
・梅酢:適宜(お好みで)
【作り方】
1./芽ひじきを水戻しする。ボウルにたっぷりの水を入れて、芽ヒジキをひたし、20分ほど放置する。
たっぷりの水に浸ける
2./芽ひじきを水戻ししている間に、しらたきと梅干しを準備する。しらたきは沸騰している湯に入れて湯通しし、ザルに取って水であら熱を取る(「アク抜き不要」と表示されているなら、この作業は不要)。長さ2センチほどに切っておく。梅干しは種を取り、果肉をみじん切りにしておく。
梅干しの果肉をみじん切りする
3./1の芽ひじきが十分に水を吸ったら、ザルにあげる。流水にザルごと水洗いする。
4./フライパンに、3の芽ひじきと2のしらたきを入れ、中火にかけて乾煎りし、水分を飛ばす。
芽ひじきとしらたきの水分を飛ばす
5./砂糖、酒、みりん、しょうゆを入れて煮る。混ぜながら、汁気がなくなるまで火を通す。
下味をつける
6./弱火にして、1で用意した梅干しとゴマ油と白すりゴマを入れ、さっと混ぜる。
火を弱めて調理する
7./火を止めて味見し、梅酢を足したい場合は、少量ずつ足して混ぜる。
混ぜご飯にしても美味
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。