江戸の和菓子を再現「麩の焼き」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2025.06.13

江戸時代も現代と同じように、さまざまな料理関連の書物が出版されていました。今回は享保3年(1718年)に出版された「古今名物御前菓子秘伝抄」から、「麩の焼き」を作ります。今でいうとクレープのようなお菓子ですが、モチモチした生地と、甘味噌がとてもよく合います。

 

麩の焼きの作り方
味付けに使う甘味噌は、ほかに豆腐やこんにゃくの田楽、肉を焼いてつけても美味しいので、多めに作っておくと便利です。味噌に粉山椒を混ぜて山椒味噌にしても粋な味になります。

 

【材料】
・小麦粉:100g
・水:100ml
・クルミやピーナツなど:適量
・サラダ油やオリーブオイル:大さじ1

 

<甘味噌>
※保存が効くので多めに作ります。

・味噌:大さじ10
・本味醂:大さじ10
・砂糖:大さじ9(甘さはお好みで調整してください)

 

【作り方】
1./甘味噌を作る。鍋に甘味噌の材料をすべて入れ、弱火で煮る。トロっとして、つやが出てきたら出来上がり。
2./ボウルに小麦粉と水を入れ、よくかき混ぜる。生地としてはかなり水分が多いが、これがモチモチの秘密。
3./すり鉢などにクルミやピーナツを入れて粗めに砕いておく。

ナッツを粗く砕いておく

 

4./フライパンを熱して油をひき、2を入れて薄く伸ばして両面を焼く。

柔らかいので裏返しは注意して

 

5./両面が焼けたら、皿にのせ、中央に1の味噌、3のクルミなどをのせてくるっと巻いて出来上がり。作り立ての温かいうちが最も美味しい。

モチモチ生地に甘味噌とクルミが合う

 

(文責・編集部)

 

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