
柿の美しい若葉が目立つようになりました。柿の葉茶は古来から健康茶として知られていますが、若葉が豊富な今の時季に柿の葉の新茶を作ります。
柿の葉茶はレモンの数倍とも言われるほどビタミンCが豊富で、抗酸化作用のあるポリフェノール、血管を守る作用があると言われているルチンも含まれています。
作り方は簡単。ほんのり甘味があり、若葉であればクセもなく非常に飲みやすく仕上がります。
「柿の葉新茶」の作り方
柿の葉は7~8月に最もビタミンCを多く含むと言われますが、葉が生長すると若干雑味が強くなるので、柿の葉茶初心者の方は今頃の若葉で作ると飲みやすくなります。
作り方として、生葉を①そのまま乾燥、②蒸してから乾燥、③茹でてから乾燥がありますが、今回は②で作ります。蒸す方法は生よりクセが少なく、茹でるよりビタミンCの量が減りにくく、色味もきれいに仕上がります。
この時季、柿の葉は実のつく枝とつかない枝があるので、実の付いていない枝を選んでください。柿の葉がご自宅などにない場合は、ご近所から分けていただきましょう。
【材料】
・柿の若葉:枝ごと適量
【作り方】
1./無農薬の柿の葉を今年伸びた緑色の枝ごと採集する。
枝も緑の若葉
2./1をよく水洗いしてから蒸し器で5分程度蒸し、ザルに取り出して冷ます。
3./重ならないようにして日なたで3~5日程度、葉がカラカラになるまで干す。
日なたで干すだけ
4./3の葉を手でもんでパラパラにする。カラカラに乾いているので簡単。枝は外しておく。
手でもんでパラパラに
新茶の出来上がり
5./急須に4を小さじ2程度を入れ、湯を注いで5分程度蒸らして注げば出来上がり。
ほんのり色づく
(文責・編集部)