冬は零下15℃、夏は40℃にも達する酷寒酷暑のメガシティ、中国の武漢市。1千万人を超える市民の健康を支えているのが、特産のレンコン!
武漢ではレストランから屋台まで、メニューには必ず「レンコンドリンク」が入っています。
大寒の候を、旬のレンコンで元気に乗り越えましょう。
レンコン甘酒の作り方
武漢では葛の粉末と砂糖を足すそうですが、今回は飲む点滴といわれる甘酒を用いて砂糖を省きました。お好みで、仕上げにショウガのしぼり汁を入れるのもいいですね。
レンコンの旬である冬に作って冷凍しておき、夏には冷たいドリンクにすることもできます。
【材料】
・レンコン:100g
・甘酒:100ml
・ショウガ:適宜
レンコンの穴は8つか9つ
【作り方】
1./レンコンは皮に栄養があるので、よく洗った後は、むかずに軽くこそげ落とす程度にする。
おろし金(ジューサーやフードプロセッサーでも可)で、すりおろす。
2./ガーゼや茶こしを使って、絞り汁を小鍋に取る。絞りかすは捨てずに料理に使うとよい。
茶こしを使うと便利
3./2の小鍋を弱火にかけ、ヘラでかき混ぜながら温める。とろっとしてきたら、甘酒を加える。
4./沸騰する前に火を止め、お好みでショウガの絞り汁(絞らずに、そのままでもよい)を足す。
武漢人の健康の源
●おまけの一品
レンコンの絞りかすは、植物繊維が豊富なので、捨てずに料理に使いましょう。
「味噌汁の具にする」「豚肉のショウガ焼きに混ぜる」「玉子焼きに入れる」などが、おススメです。
溶き玉子4個に混ぜて
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。