猛暑が続き、今年は早くも夏バテ気味という方も多いのではないでしょうか。本サイトでも度々登場する甘酒は、江戸時代には夏バテの予防や暑気払いによく飲まれていました。夏の季語として歳時記に載るほど、夏にピッタリの飲み物です。
そのまま飲むのが苦手な方や、たまには違った形で楽しみたい方は、甘酒を使ったアイスクリームを作ってみてはいかがでしょうか。生クリームの代わりに無調整豆乳を使って、よりヘルシーなアイスクリームに仕上げました。
砂糖は一切使っていないのに満足な甘味を味わえますので、夏バテ気味の方だけでなくダイエット中の方にもおススメです。
【材料】
・卵黄:2個分
・甘酒(濃縮タイプ。砂糖無添加でアルコール分のないもの):150ml
・コーンスターチ:大さじ1
・無調整豆乳:2カップ
・バニラエッセンス:少々
【作り方】
1./ボウルに卵黄を入れて、泡だて器でほぐします。そこに甘酒と、分量のうち大さじ1杯分程度の豆乳を加えて溶きのばします。
(先に少量の豆乳でのばしておくと、後で加える豆乳がなじみやすくなります)
ひと手間かけて後を楽に
2./1にコーンスターチを加えて、ダマにならないようによく混ぜ合わせます。
ダマができると味にむらが出る
3./残りの豆乳を60℃くらいに温め、2に2~3回に分けて加え、よく混ぜます。
その都度よく混ぜ合わせる
4./3の液を、こし器を通しながら鍋に移します。この時に、混ざってしまった卵の殻やダマがあれば取り除かれます。麹の粒がこし器に残るので、ヘラを使って裏ごします。こし器の裏側についた麹もヘラでこそぎ落として混ぜ込みます。 麹の粒が気にならない方は、味噌こし器など目の粗いものでこしても大丈夫です。
不純物を取り除いて滑らかに
5./4の鍋を弱火にかけ、ヘラで底からかき混ぜます。 とろみがついたら火から下ろし、鍋の底を氷水に当てます。かき混ぜながら、粗熱が取れるまで冷まします。
やさしく混ぜながら冷ます
6./5が冷めたらバニラエッセンスを加えます。
風味が失われないよう冷めてから
7./深めの清潔な容器に6を流し入れ、冷凍庫で冷やし固めます。 (金属製のものが望ましいですがなければガラス製でも大丈夫です) 3~4時間冷やし、完全に固まる前にスプーンなどで全体をかき混ぜて空気を含ませます。表面を平らに整え、再び冷凍庫で冷やします。
空気を含ませ軽い口どけに
8./1~2時間おきに全体をかき混ぜる作業を3~4回繰り返せば、出来上がりです。
お好みの器に盛り付けて
(監修:深尾由起子)