コロナ禍でお家ごもりや在宅勤務が増え、１人用こたつが前年比150％の売り上げとか。
こたつといえば、みかんですよね。喉の渇きを潤おしてくれるうえに、豊富なビタミンCが健康と美容に良い効果をもたらしてくれます。「陳皮」と呼ばれる皮は血流を良くし、アレルギー症状を抑える漢方薬に使われています。
果汁と皮で、みかんソースを作ってみませんか。爽やかな香りと甘酸っぱい味が、肉にも魚にもサラダにも合いますよ。

みかんソースの作り方
白ワインと酢は、いったん煮立たせてアルコールを飛ばし、まろやかな酸味にします。塩とこしょうは味をひきしめるために、親指と人差し指の指先でつまんで少し入れる程度に。使うみかんの糖度により、ハチミツの量は加減してください。

【材料】
・みかん果汁：200ml(みかん4個ほど)
・みかんの皮：10g
・白ワイン：20ml
・酢：10ml
・ハチミツ：小さじ1
・塩：ひとつまみ
・こしょう：ひとつまみ
・片栗粉：小さじ1
・水：小さじ1

【作り方】
1.／みかんをよく洗い、横半分に切って果汁をしぼる。果汁の量を200mlにする。みかんの皮は筋を取り、長さ1.2cmくらいの細い千切りにして、10g用意する。

果汁と皮を用意する

2.／みかんの皮がかぶるくらいの水量(分量外)で火にかけ、2分ほどゆでて、茶こしかザルで水を切る。
3.／白ワインを鍋に入れて沸騰させる。沸騰したら弱火にする。酢を入れて、弱火のまま2分ほど煮る。
4.／弱火のまま、ハチミツを入れて、混ぜ溶かす。
5.／2のみかん皮、1のみかん果汁を入れる。塩とこしょうを指先にひとつまみ程度入れて、混ぜる。
6.／片栗粉を水で溶いて入れる。とろみがつくまでよく混ぜる。とろみがついたら、火を止める。

みかん色の美しいソース

●白身魚(タラ、鯛、ヒラメなど)のバター焼きに

タラと。ミニトマト添え

●肉(トリ肉、豚肉、鴨肉など)のローストに

鶏モモ肉と。クレソン添え

●お好みの野菜サラダにかけて

水菜とチーズのサラダに

福田恭子／フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。

発酵手帳2021、大好評発売中！

365日その季節に合った発酵食品のレシピや、小泉先生のコラム、付録には発酵食品をいつ作ったらよいか一目でわかる「発酵カレンダー」、発酵食品を作った際の日時、温度、分量などを記録できて次に役立つ「発酵手仕事」、「味噌特集」など、発酵食品好きにはたまらない「発酵手帳2021」が3年目を迎え、さらにパワーアップして大好評発売中！ぜひお役立てください。Amazonで大好評発売中です！