師走に入ると、やはり新年の準備が気になりますね。
お雑煮に白みそを使う京都では、残っている白みそを使いきる料理が食卓にのぼります。
洋風仕立ての白みそシチューも美味しいですよ。相性の良い鶏手羽もとに野菜もたっぷり入れて。
寒くてあわただしい時季。やさしい甘さの白みそシチューで乗り切りましょう。
白みそシチューの作り方
手羽もとは、バターで焼き色がつくまで炒めて使います。バターの香りとコクがチキンとスープを引き立ててくれるからです。
白みその特長は、米麹をたっぷり使って短い熟成期間で仕上げているため、塩分が少なく甘いこと。みそには、代謝を高めて体を温める働きがあります。
【材料】
・鶏手羽もと:8本
・バター:15g
・水:2000ml
・タマネギ:1個
・ニンジン:1本
・サトイモ:3個
・カブ:3個
・ブナシメジ:1パック
・チキンブイヨン:3個(12g)
・白みそ:200g
・キヌサヤ:1パック
【作り方】
1./ブナシメジは石づきを切り落としてほぐす。タマネギはクシ切り、その他の野菜は食べやすい大きさに切っておく。
2./フライパンにバターを入れて火にかけ、バターが溶けたら鶏手羽もとを入れる。皮に焼き目がつくまで、中火で炒める。
キツネ色の焼き目を付ける
3./鍋に水と2を入れて、火にかける。タマネギ、ニンジン、サトイモ、ブナシメジ、カブを入れ、強火で沸騰させる。
4./沸騰したら弱火にし、アクを取りながら、30分~1時間ほど煮込む。
5./チキンブイヨンを投入する。
6./チキンブイヨンが溶けたら、白みそを入れる。網じゃくしを使って溶かし入れるとよい。
白みそを溶かし入れる
7./ ひと煮たちさせる。
8./器に入れ、筋を取って軽く塩ゆでしたキヌサヤを添える。
心身ともに温まる
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。