
こんにちは、発酵美容家のザイマリです。
春を告げる山菜のひとつである蕗(ふき)。蕗やふきのとうには、ピロリジジンアルカロイド類という天然毒が含まれているので、食べる時には下処理が必要となります。
蕗は、時間が経てば経つほどアク強くなるため、購入または収穫後は、早めに下処理をしてください。ピロリジジンアルカロイド類は水に溶けやすいため、アクの強い蕗の場合は、下処理でゆでた後、水につけたまま冷蔵庫で保存することでアクがしっかりと抜けてくれます。毎日、水を換えると1週間は日持ちするので、たけのこや油揚げと合わせて煮物にしたり、炊き込みご飯にしたりと風味豊かに楽しめます。
ひと手間かけて春の訪れを味わってみてください。
蕗のアクをしっかり抜く裏技
【材料】
・蕗:適量
・塩:大さじ1〜
【作り方】
1./蕗は鍋に入る長さに切り、塩(大さじ1適度)をふって両手で擦り合わせるように板ずりをする。
アクや筋がとれやすくなる
2./鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したら1を塩がついたまま入れてゆでる。
太いものは5分、細いものは3分程度ゆでる。
色鮮やかになってくる
3./ゆであがったら冷水に取り皮をむいていく。茎の太い方を上にして端から花びらのように皮をむき、一周したらむいた皮をまとめて持ち、下に向かって一気に引っ張るときれいにむける。
きれいにむけると気持ちいい
4./3を適当な大きさに切り、水に浸して冷蔵庫で一晩おくとアクがきれいに抜ける。毎日水を取り替えることで1週間保存可能。
水に長時間つけるのがポイント
ザイマリ/完全紹介制食育エステティックサロンMalinoオーナー。エステティシャン歴20年。企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・食育指導など多岐にわたり活動中。
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
全国の書店やインターネットサイトなどで販売しています。