5月初旬。編集部が取材を続けているてらやま農園を訪れると、立派なふきをお土産にいただきました。スーパーで見かけるふきとは違って大きな葉っぱが付いていたので、パッと見ただけではそれが何だかすぐには分かりませんでした。
自宅の庭でふきを刈る
「ふきってこんな葉っぱなんですね」「知らなかった!?」ふだん見かけないふきに驚いていると逆に里美さんに驚かれてしまいました。
「うちの食事はアスリートの身体作りを基本に考えているから、ふきはちりめんじゃこと一緒に煮るのよ」。ふきは食物繊維が豊富で整腸作用がありますが、残念ながらそれ以外の栄養素が意外と少ない食品。ちりめんじゃこと一緒に煮つけることでカルシウムが摂取でき、味もよく合うのだとか。
そこで今回は、ふきの下処理の方法と一緒に、ふきのちりめんじゃこ煮を紹介していただきました。
ふきのちりめんじゃこ煮の作り方
【材料】
・ふき:10本
・ちりめんじゃこ:20グラム
・醤油:大さじ1
・みりん:大さじ2
・酒:大さじ1
・水:1/2カップ
・ごま油:適宜
【作り方】
1./ふきの葉を切り落とし、鍋もしくはフライパンに入る長さにふきを切る。
鍋に入れば、長くてOK
2./ふきに塩(分量外)を振りかけて、板ずりする。こうすることでアクが出やすくなり、下茹で後の皮むきもしやすくなる。
まな板でゴリゴリ転がそう
3./ひたひたのお湯にふきを入れ、8〜10分茹でる。 ふきを触ってみて、好みの固さでお湯からあげ、水にさらす。
あく抜き完了
4./ふきの皮を太い方から剥いていく。
スルスルと簡単にむける
皮を全部むく
5./4を一口大に切り、ちりめんじゃこ、調味料を入れ、弱火で15分ほど煮る。最後にお好みでごま油を回しかけたら完成。
弱火で煮る
意外と簡単に出来上がり!
下処理等が面倒なイメージのふきでしたが、板ずりすることで案外あっさりと出来上がりました。これならご家庭で簡単に作れそうですね。