春は独特の香りや風味を持つ食材が揃う季節です。春の香り野菜の一つ、今一番美味しいフキを使って含め煮を作ります。春の香りが楽しめる一品です。
「フキと油揚げの含め煮」の作り方
露地栽培のフキは、今が一番みずみずしく柔らかい時季です。最初にやや薄めの出汁で油揚げを煮てから、さっとフキを煮て冷まし、煮汁ごと冷たくしてからいただくと、味がしっかりしみ込んでいて、噛むとジュワッと美味しい出汁とフキの香りが広がります。
【材料】
・フキ:300g
・油揚げ:1枚
・鰹出汁:カップ1と1/2
・本味醂:大さじ1
・醤油:小さじ1
・塩:小さじ1
・板ずり用塩:大さじ1
【作り方】
1./フキは葉を切り落とし、まな板の上に並べてから板ずり用塩を振り、ゴロゴロと手のひらでフキを転がして板ずりする。これでフキの皮がむきやすくなる。
2./1を沸騰した湯に塩を落とさず入れ、2分程度茹でたら水に取る。
茹でたら水に取る
3./完全に冷えたら、根元の方から指で皮を引っ張ってむく。全部むけたら、手で5cmぐらいに折る。そうすると残っていた皮や筋が取れる。これを繰り返す。
4./3を30分程度水に浸けてアクを抜く。
アク抜きをしたフキ
5./油揚げを適当な大きさに切る。
6./鍋に出汁と調味料をすべて入れ、5を入れて3分程度煮る。
油揚げを先に煮る
7./4を6に入れ、さっと煮たら火を止めて冷ます。
フキはさっと煮るだけでOK
8./7を冷蔵庫に入れて冷やして味を含ませて出来上がり。
出来上がり
(文責・編集部)
文庫版サイズ(厚さ1.2×横10.5×縦14.8cm)
304頁
定価:本体1,800円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-43-7
◎入手方法
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