季節を問わず、店頭に並ぶチンゲンサイですが、旬は春と秋、とりわけ気温の下がってきた秋においしくなるといわれます。
鉄、カルシウム、βカロテン、ビタミンC等々、栄養もいっぱい。体調不良を感じた時にはぜひ摂り入れてみてください。
ちょっとおしゃれに仕立てました。お祝の席にもお使いいただけます。
チンゲンサイのあんかけの作り方
茎部を花のように切り取り、小エビの旨味を活かしたあんをかけます。大皿盛りにして取り分ける中華風にしたり、小皿に盛り付けて和風にしたり、盛り付けも楽しめます。
【材料】
・チンゲンサイ:4株
・ゆで卵:1個
・小エビ:調味液用に5gと、飾りに少々
・濃いめの出し汁:400ml
・酒:大さじ1
・うすくち醤油:小さじ1
・片栗粉:大さじ1
・水(水溶き片栗用):大さじ1
【作り方】
1./固ゆで卵を作る。ゆでている間に以下の準備をする。固ゆで卵ができたら、白身と黄身に分ける。
2./チンゲンサイの準備をする。根元の汚れている部分は薄く切って捨てる。根元から3センチほどの長さに切り、よく洗う。葉部も洗っておく。
チンゲンサイの茎部を用意
3./調味液を作る。濃いめの出し汁、酒、小エビ、うすくち醤油を入れて混ぜる。
4./鍋に2のチンゲンサイを並べ、3の調味液を入れ、蓋をして中火にかける。
チンゲンサイを煮る
5./沸騰したら弱火にする。ひっくり返して、茎部の中が柔らかくなるまで煮る。アクが出たら取る。
両面から煮る
6./中まで柔らかくなったら、器に取りだす。残った調味液で、チンゲンサイの葉部をさっと煮て、器に取る。
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器に取りだす
7./1の卵の白身をみじん切りにして、調味液に入れる。片栗粉を水で溶き、調味液に入れる。強めの中火にして、とろみが出るまでよく混ぜる。
8./6のチンゲンサイに、7のあんをかけ入れる。1の卵の黄身をすりおろして、チンゲンサイに振る。
黄身をチンゲンサイに振る
9./小エビを適量、チンゲンサイにのせて飾る。
彩り美しく召し上がれ
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
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