
冬のごちそう食材のひとつ、カニ。雌のズワイガニ漁は資源保護のため、11月から1月までに制限されています。2月に売られている物は、冷凍してあった物や雄ズワイガニ、他の種類のカニです。
くずれた身が冷凍パック詰めでお安くなっていることも。お味はしっかりとカニですので、見かけたらチャンス!
だし味のあんかけにすると、カニカニカニのぜいたく感のうえに、体もあったまって、言うことなし!!
カニのだしあんかけの作り方
袋詰めの冷凍カニの場合は、袋のまま流水にあてて解凍してください。解凍しすぎると風味が落ちますので、素早く。後に火を通しますから、完全に解凍しなくても大丈夫です。
【材料】(2人前)
・カニ(くずれ身):250g
・ミツバ:適量
・だし汁:150ml(なければ水150mlに顆粒だし小さじ1を混ぜる)
・しょうゆ:大さじ1
・みりん:大さじ1
・酒:大さじ1
・おろしショウガ:少々
・片栗粉:大さじ1
・水(水溶き片栗粉用):大さじ2
・卵黄(なくてもよい):1個
・ご飯:2膳
【作り方】
1./カニは袋のまま流水にあてて、解凍する。8割ほど解凍されればよい。
カニのくずれ身
2./ミツバをみじん切りにする。トッピング用を少し、別に取っておく。
3./フライパンにだし汁、しょうゆ、みりん、酒、おろしショウガを入れて混ぜる。中火にかける。
4./3の調味液が熱くなったら強めの弱火にし、1のカニと2のミツバを入れる。
カニとミツバを入れる
5./片栗粉に水を入れて、水溶き片栗粉を作り、4のフライパンに加える。
6./しっかりとろみがつくまで混ぜ合わせる。
あんをしっかりからませる
7./器にご飯をよそい、その上に6のカニのだしあんかけをのせる。4で取り置いたミツバを置く。
カニ丼のできあがり
●卵黄と混ぜて食べるのも、おすすめです。食べるときに卵黄を割って、混ぜます。トロッとした卵が加わると、さらにおいしくなりますよ。
冬のごちそうを召し上がれ
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
全国の書店やインターネットサイトなどで販売しています。