
行楽や新学期などお弁当の出番が多くなる季節におすすめの「ホイル焼き」。材料をホイルで包み、フライパンで加熱調理します。ホイルを広げるときのわくわく感が、大人にも子どもにも人気です。作り手にとっては火にかけている間に他の料理ができ、洗い手にとってはほぼ汚れていないフライパンだけ、というタイパの良さも大きなポイント。
今回はトリ肉のササミと春野菜に、白みそでお味つけしました。淡白なササミとほの苦い菜の花が、甘めの白味噌によく合います。
ササミと春野菜のホイル焼きの作り方
ササミは塩麹を塗りこんでおくことで、旨味が増します。野菜は火の通りやすいように、切ります。
ホイルで包み、蓋をして蒸し状態にするので、香りが逃げず、水溶性のビタミンもしっかり摂れます。
【材料】(2人分)
・トリ肉のササミ:4切れ(約240g)
・キャベツ(できれば新キャベツ) : 60g
・菜の花:40g
・ニンジン(できれば新ニンジン):20g
・塩麹:大さじ1
・白みそ(西京みそでもよい) :大さじ4
・酒:大さじ1
・みりん:大さじ2
・砂糖:小さじ1
・サラダ油:少々
【作り方】
1./ササミの筋などは切り落とし、塩麹を塗りこみ、10分ほど放置。
ササミに塩麹を塗り込む
2./ササミを放置している間に、白みそ、酒、みりん、砂糖を混ぜて、白みそ調味料を作る。
白味噌調味料
3./野菜の準備をする。キャベツはざく切り。ニンジンは細い千切り。菜の花は、花の部分は別にして、茎と葉は薄切り。
野菜の準備
4./アルミホイル30センチ×30センチを2枚、用意する。真ん中にサラダ油を薄く塗る。
5./菜の花の花以外の野菜を混ぜる。2等分して、4のホイルの中ほどに敷き、真ん中をドーナツ状に空ける。その真ん中に、1のササミを2切れずつ置く。
6./2の白みそ調味料を2等分し、5のササミと野菜にかける。
ホイルに材料を置き調味料をかける
7./ホイルで材料を包む。
ホイル包みの準備完了
8./フライパンに、7を2つ並べ、蓋をして中火にかける。3分ほどで強めの弱火に落とす。8分ほど火にかける。開けてみて、水分がなくなっていたら出来上がり。ホイルで再び包み直し、食べるときに開ける。
開けるときが楽しみ!
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
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