
寒暖差の激しい時季、意識してミネラルを摂りましょう。ミネラルは体を作り、健康を維持する働きがあります。しかし、その多くが体内では合成できないため、食事から摂取する必要があるのです。
いつもの食材をちょっと替えるだけで大丈夫。鶏肉は手羽先に、油はゴマ油に、砂糖はキビ砂糖に、酢は黒酢に、野菜は春の新野菜に。体を整えて、良い春をお迎えください。
鶏手羽先と春野菜の黒酢煮の作り方
手羽先は骨と骨の間に身があるので、大きめの肉を選びましょう。お箸やフォークでは食べにくいので、手づかみで豪快にどうぞ。
【材料】
・鶏手羽先:6本(計360gほど)
・春ニンジン(なければ通常のもの):小1本(約100gほど)
・新タマネギ(なければ通常のもの):1個(150gほど)
・シイタケ:1袋(100gほど)
・スナップエンドウ:1袋
・ゴマ油:大さじ2
・水:300ml
・きび砂糖:大さじ1
・しょうゆ:大さじ1と1/2
・黒酢:大さじ4
【作り方】
1./ニンジンの皮をむき、乱切りにする。シイタケは軸を切り取り、ひと口大に切っておく。
2./フライパンにゴマ油を入れ、中火にかけて、手羽先を炒める。1のニンジンとシイタケも炒める。
火の通りにくいものから炒める
3./炒めている間に、タマネギの皮をむき、くし形に切る。2のフライパンに入れて、一緒に炒める。
4./手羽先に焼き色がつき、野菜すべてに火が通るまで炒める。
このくらいまで炒める
5./水を加える。沸騰したら、アクを取る。
アクを取る
6./きび砂糖、しょうゆ、黒酢を加え、火を少し落として、蓋をしてほぼ水分がなくなるまで10分ほど煮る。水分が多いときは煮込み時間を足す。
7./煮ている間に、スナップエンドウの筋を取る。鍋に、沸騰した湯(分量外)に塩少々(分量外)を入れ、スナップエンドウをさっとゆでて斜め半分に切っておく。
8./6のフライパンの水分がほぼなくなったら、7のスナップエンドウを入れて軽く混ぜ、火を止める。
このくらいでスナップエンドウを入れる
9./器に盛りつける。
ミネラルたっぷりの一品
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
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