酸っぱさを様々な食材やメニューでいただく料理をご紹介しているシリーズ、その47は、えびとニラを使った麺メニューです。
今回の酸っぱさは「黒酢」。コクのある酸っぱさと魚醤の旨みをまとった焼きそばは、手軽に出来てボリューム感もある食べごたえのあるひとしなです。
えびとニラの黒酢焼きそばの作り方
【材料】(1人分)
焼きそば用の麺:1袋
ニラ:1/2把
えび:5~6尾
にんにく 1/2かけ
パセリ:適量
油:適量
日本酒:大さじ1/2
魚醤:大さじ3/4
黒酢:大さじ1
塩:少々
黒胡椒:適量
【作り方】
1./ニラを洗い、2~3cm長さに切る。えびを洗い、殻をむき、背わたをとり、えびの横から包丁を入れ、一尾を二枚にし、日本酒(分量外)をまわしがけ、余分な水分を切る。
2枚にしたえびで味の馴染みを良く
2./にんにくをみじん切りにする。
3./パセリを洗い、刻む。
4./中華鍋に油を入れ、2のにんにくを入れ、弱火にする。
5./にんにくの香りが出てきたら、1のえびを追加し、炒め、日本酒を入れる。
えびは、強火で一気に火入れをする
6./続いて、焼きそば用の麺を入れ、強火で炒め、麺がほぐれたら、魚醤と黒酢を入れ、さらに炒め、麺に調味料がなじんできたら、ニラを入れ、混ぜ合わせる。
えび・黒酢・魚醤の旨みを麺に移す
7./仕上げに塩で味を調え、器に盛付け、3のパセリを散らし、黒胡椒をしたら出来上がり。
ニラとパセリの香りがアクセントに
黒酢と魚醤は相性のよい組合せ。そこにえびの旨みが加わり、ふくよかな味わいの焼きそばに仕上ります。また、ニラを最後に入れるのがポイント、ニラの火入れを最小限にすることで、ニラの青い香りと食感を活かしています。具だくさんの黒酢焼きそば、ぜひトライしてみてくださいね。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://www.instagram.com/kokookuda/
文庫版サイズ(厚さ1.2×横10.5×縦14.8cm)
304頁
定価:本体1,800円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-43-7
◎入手方法
全国の書店やインターネットサイトなどで販売しています。