まだまだ厳しい残暑が続くなか、意外と油断しがちなのが「冷え」について。エアコンのきいた部屋で長時間すごし、冷たい飲み物や食べ物ばかりをとりがちな夏だからこそ、「冷え」には注意が必要になる。
そんな冷えた身体を手軽にあたためるコツとして、「薬味」を活用する方法がある。身体をあたためる薬味として代表的な食材に、「ショウガ」「ニンニク」「わさび」「ネギ」「ニラ」が挙げられる。これらの食材を薬味として上手に食生活に取り入れると、身体は内側からあたたまるようになると言われている。
たとえば、身体を冷やすとされる生野菜の「サラダ」。いつもの市販のドレッシングやマヨネーズにショウガやニンニクをすりおろして加えるだけでOK。ドレッシングやマヨネーズには、わさびもよく合う。
麺類には、ネギやニラを細かく刻んだものをトッピングすれば、身体をあたためるだけでなく、味わいに奥行きも増す。一味唐辛子と七味唐辛子がある場合、身体をあたためることを考えるなら七味唐辛子をチョイスするほうが「温活」には効果的だろう。七味唐辛子には、ミカンの皮を干した陳皮やサンショウといった身体を温める香辛料が入っているので、唐辛子だけよりも温活への効果が期待できる。
ショウガやニンニク、わさびはチューブ入りのものも廉価で購入できるので、持ち歩いて、外食の際に薬味をプラスして食べるのもおすすめだ。
このように、ほんのひと手間加えるだけで身体をあたためる食べ方ができるようになるので、ぜひ残暑は薬味で温活をしよう!