暑くなると火を使った料理もしたくない、あまり食欲もわかない。そんな季節にぴったりの常備菜、青じそをたっぷり使った「しそ味噌」を作りましょう。あっという間にできて、ご飯のお供はもちろん、肉につけて焼いて良し、冷ややっこにのせて良しの便利調味料です。
「しそ味噌」の作り方
青じそを自宅で栽培されている方も少なくないと思います。摘んだら風味が落ちないうちにすぐに使うようにしましょう。
【材料】
・青じその葉:20枚
・味噌(甘口がおすすめ):50g(今回は【2週間でできる!“西京風味噌”を作ろう!】で作ったものを使用)
・ごま油: 小さじ1
・酒:大さじ1
・七味唐辛子(お好みで):少々
【作り方】
1./青じその葉を水で洗い、熱湯にくぐらせて5分ほど水にさらしアクを抜く。
2./1をぎゅっと絞って水気を切り、みじん切りにする。
3./フライパンにごま油を入れて熱し、味噌と酒を入れさっと炒める。
4./火を止め、2を投入しかき混ぜて出来上がり。お好みで七味唐辛子を入れてもよい。
※冷蔵庫で約10日間は保存可能。
しその香りが食欲をそそる
青じそは脇役にあらず
青じそは刺身のつまに付いてくる単なる脇役、と思っていませんか。実は青じそに含まれるカロテンの量は、西洋かぼちゃの約3倍近くもあり、野菜の中でもトップクラスです。また主成分である「ロズマリン酸」には活性酸素を除去する作用が、青じそ特有の香りのもとである「ペリルアルデヒド」という成分には、臭覚神経を刺激して胃液の分泌を促し、食欲を増進させるほか、健胃作用もあると言われています。これから夏にかけて新鮮な青じそが手に入りやすくなります。ぜひ新鮮なものを積極的に料理に取り入れましょう。