黒酢と醤油をつかった鶏の照り焼きを作ります。
酸っぱさを二段階で使用し、美味しくふっくらと焼き上げます。黒酢と醤油の焼いたときの香ばしい香りも格別。焼き立てはもちろんですが、冷めても美味しい鶏の黒酢照り焼きです。
鶏の黒酢照り焼きの作り方
【材料】
・鶏もも肉:1枚
・長ねぎ:12cm
<下味用>
・黒酢:大さじ1
・醤油:大さじ1
<たれ用>
・黒酢:大さじ1
・醤油:大さじ1/2
・みりん:大さじ1/2
・日本酒:大さじ1/2
・砂糖:小さじ1
【作り方】
1./鶏もも肉の両面を、フォークで刺し、複数穴をあける。
2./平らな容器に<下味用>の醤油と黒酢を入れ、1の鶏もも肉を浸し、30分ほど漬ける。途中、皮側と身側を上下入れ替える。
鶏もも肉に、下味をよくなじませる
3./<たれ用>の黒酢、醤油、みりん、日本酒、砂糖を鍋に入れ、弱火にかけ、軽くとろみが出てくるぐらいまで煮つめる(たれの分量が半分ほどになるまで)。
砂糖を粗方溶かしてから火にかける
4./長ねぎを4cm長さに切ってから、千切りにし、水にさらす。
水にさらしたのち水気を切っておく
5./火加減を弱火と中火の間ぐらいにした魚焼きグリルに、2の鶏もも肉の皮側を上にして入れ、皮の表面がきつね色になってきたら、上下入れ替える。
6./5の鶏もも肉の身側もきつね色になってきたら、もう一度上下を入れ替え、皮目を上にし、火加減を弱火にし、3のたれを塗り、焼き、再びたれを塗り、焼き、この作業を3回ほど繰り返す。焦げやすいので気をつける。
7./6の鶏もも肉の皮目に照りが出て、皮がこんがりとしてきたら、まな板に移し、一口大になるように切り、器に盛り付け、4の長ねぎを添えたら出来上がり。
ごはんのすすむメインディッシュに
鶏もも肉の照り焼きは、事前に下味を入れてから焼き、仕上げの工程で煮つめたタレを塗ることで香ばしく美しい照り焼きに仕上がります。鶏もも肉1枚も食べきってしまう味わい、ごはんがすすむおかずです。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://www.instagram.com/kokookuda/)
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
全国の書店やインターネットサイトなどで販売しています。