鶏ひき肉と茄子のスープに、コクのある酸っぱさの黒酢で味を引き締めます。献立名はスープという名ですが、おかず・副菜的な“食べる”スープです。
今回は生姜やにんにくなどの香味野菜を使わずシンプルなテイストで、仕上げのパクチーがさわやかさを添えています。鶏がらスープなども不要で、すぐできる一品です。

鶏と茄子の黒酢スープの作り方
【材料】（2人分）
・鶏ひき肉：100g
・茄子：1本
・春雨：10g
・油：大さじ1
・赤唐辛子：1/2本
・黒酢：大さじ1
・醤油：大さじ1
・紹興酒：小さじ2＋大さじ1
・砂糖：小さじ1/2
・塩：少々
・片栗粉：小さじ1
・パクチー：お好みで

【作り方】
1.／鶏ひき肉をボウルに入れ、塩少々と紹興酒小さじ2を混ぜ、なじませる。

塩を馴染ませてのち紹興酒を混ぜる

2.／茄子を洗い、約1cmのさいの目切りにする。

断面を多くし、味の入りをよくする

3.／鍋に油を入れ、1の鶏ひき肉をほぐしながら炒め、粗方火が通ったら、2の茄子を入れる。

鶏ひき肉と茄子をさらに数分炒める

4.／3に水500mlを入れ、5分ほど煮る。

5.／つづいて、長ければ半分に切った春雨を4に入れ、2～3分煮たのち、種を除いた赤唐辛子、黒酢、醤油、紹興酒大さじ1、砂糖を入れ、さらに2～3分、仕上げに水でといた片栗粉でとろみをつけ、お好みで刻んだパクチーで香りをつけたら出来上がり。

パクチーほか黒胡椒の香りもおすすめ

（文・写真◎奥田ここ）
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)