酸っぱさを手なづけるその42 ピーマンとキュウリの黒酢炒め

カテゴリー:レシピ 投稿日:2024.01.29

その42の酸っぱさは、ピーマンとキュウリです。
加熱をせず、生食で食べることもあるピーマンとキュウリですが、今回は強火でこんがりと焼きつけ、パンチとコクを合わせもつ黒酢の酸っぱさをまとわせていただきます。
日頃からキュウリの加熱料理は大好きで、様々な味つけで楽しんでいますが、黒酢の味つけにするときは、はっきりとした苦みと旨みをもつピーマンと合わせると相性がいいと思います。

 

ピーマンとキュウリの黒酢炒めの作り方
【材料】(1~2人分)
・ピーマン:2個
・キュウリ:1本
・にんにく:1かけ
・赤唐辛子:1/2本
・油:大さじ1
・黒酢:大さじ1/2
・醤油:大さじ1/2
・はちみつ:小さじ1弱
・紹興酒:大さじ1
・片栗粉:大さじ1/4
・黒胡椒:お好みで

 

【作り方】
1./ピーマンを洗い、縦半分に切り、中の種を取り除き、幅1cm強の斜め切りにする。キュウリを洗い、7~8mmほどの斜め切りにする。

あまり小さくなりすぎないように

 

2./にんにくの皮をむき、すりおろす。

3./容器に黒酢、醤油、はちみつ、紹興酒、2のにんにくを入れ、よく混ぜておく。

4./フライパンに油を入れ、種を除いた赤唐辛子を入れて弱火にし、香りが出てきたら、赤唐辛子を取り出し、1のピーマンとキュウリを強火で炒め、ところどころに焼き目がついたら、一度取り出す。

キュウリの縁の焼き目が取り出しサイン

 

5./フライパンに3の調味料を入れ、沸いたら、水で溶いた片栗粉を入れとろみをつけ、4のピーマンとキュウリを戻し入れ、手早く合わせ、器に盛り付けたら出来上がり。お好みで黒胡椒を少々しても美味しいです。

とろみのついた調味料に手早く混ぜる

 

出来立てのキュウリの食感もご馳走

 

手に入りやすく、シャキシャキとした食感や緑の色合いも食卓を明るくしてくれ、何かと重宝するキュウリですが、水分も多く、からだを冷ます野菜としても知られています。ですから今のような寒い時期には加熱をし、温かいキュウリ料理でいただくのもおすすめです。
美味しく作るポイントは、キュウリを強火で一気に水分を飛ばすにように焼くように炒めること。ぜひ作ってみてください。

 

(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)

 

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この記事を書いた人

編集部
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