
料理に酸っぱさとコクを与えてくれる梅干しは、様々な材料に活用でき、今回はささげを使った冷製献立で楽しみます。
茹でたささげと、きゅうり、刻んだ大葉とみょうがを梅干しと醤油をあわせた梅醤で調味。
ささげのほんのりとした甘さを、梅醤の甘酸っぱさが引き立てます。
ささげときゅうりの梅醤の作り方
【材料】
・ささげ(乾燥):20g
・きゅうり:1/4本
・大葉:5枚
・みょうが:2個
・梅干し:1個
・みりん:大さじ1
・淡口醤油:小さじ1
【作り方】
1./ささげをすすぐ。
紅色が美しいささげ
2./鍋に1のささげと、ささげがすっぽりかぶるぐらいの水を入れ、強火にし、沸かす。
湯が赤茶色になってきたら、ささげをザルにあげる。
3./もう一度、鍋に2のささげと、400mlほどの水を入れ、強火にし、沸かす。途中ささげが湯から出てしまわないよう、差し水をする。
4./指で押してつぶれるぐらいになったら、ささげをザルにあげる。
5./きゅうりを茹でたささげほどのサイズで、さいの目切りにする。
揃いのサイズで美しい仕上りに
6./大葉を刻み、さっと流水に通し、水気を切る。
7./みょうがを刻み、さっと流水に通し、水気を切る。
8./梅干しの種を取り除き、叩く。
9./アルコールを飛ばしたみりん、淡口醤油、8の梅肉を混ぜ合わせる。
10./ボウルに4のささげ、5のきゅうり、6の大葉、7のみょうがを入れ、9の合わせ調味料と和える。冷蔵庫ですこし冷やしてからいただくのがおすすめ。
食べる前に和えて、冷蔵庫で冷やす
涼しげな夏のひとしなの出来上がり
お赤飯にも使われるささげは、加熱しても皮がやぶれにくく、食感もよく、茹でる時間もさほど長くないので、身構えることなく扱えます。
梅醤をまとったささげときゅうりに、たっぷりの大葉が入り、爽快感を感じるひとしなに。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://kokookuda.com/)