
春の訪れを告げる食材が、店頭に並び始めています。
菜の花、シラス、桜エビ。三色そろえて、スパゲッティに仕立てました。ビタミンやカルシウムが豊富なレシピです。
発酵バターとしょうゆのやさしいお味でいただきましょう。
春のスパゲッテイの作り方
ぜひ発酵バターを使ってみてください。食材の味をやさしく引き立ててくれます。うすくちしょうゆにすると、春らしい色も楽しめます。
レシピは1人分の分量です。余った分で作る副菜もご紹介しますネ。
【材料】(1人分)
・菜の花:50g
・釜ゆでシラス:20g
・桜エビ:5g
・スパゲッティ:100g
・水(スパゲッティを茹でる) :1000ml
・塩(スパゲッティを茹でる):小さじ1
・発酵バター:10g
・うすくちしょうゆ:大さじ1
【作り方】
1./フライパンに水を入れて沸かし、沸騰したら塩を入れる。スパゲッティを指示通りの時間ゆでる。スパゲッティがくっつかないように、ほぐしながら茹でる。
スパゲッティをフライパンで茹でる
2./スパゲッティを茹でている間に、菜の花の準備をする。茎の固い部分は薄切りに、花と葉は大き目の粗みじん切りにする。
菜の花を切り分ける
3./スパゲッティが茹であがったら、ザルにあげて水をきる。フライパンに戻し、発酵バターと2の菜の花の茎を入れ、中火でさっと火を通す。
バターと菜の花の茎を加熱
4./2の菜の花の花と葉、シラス、桜エビを入れ、さっと火を通す。
5./火を止め、うすくちしょうゆを入れて混ぜる。器に盛る。
舌と目で春を味わう
●余った食材で一品
菜の花、シラス、桜エビをそれぞれ1パックや1袋買うと、余りが出ることと思います。ささっと一品作っておきましょう。副菜になります。ご飯と混ぜてもおいしくいただけます。
作り方は、上記とほぼ同じ。菜の花とシラスと桜エビを発酵バターで炒め、火を止めてから、うすくちしょうゆを入れて混ぜます。発酵バターは目安として10g程度、うすくちしょうゆは小さじ2くらいからお好みの味になるまで足し入れてください。
ご飯と混ぜても美味
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
全国の書店やインターネットサイトなどで販売しています。