旨くて辛い、パンチのきいた味が身上の明太子に、発酵バターをあわせた鶏そぼろを作り、温かいごはんに混ぜていただきます。ごはんのお供に最高の明太子ですが、今回は味つけの軸として活用します。旨みと辛みに、奥深い発酵バターの旨み、食べ応えも抜群のごはんメニューです。
発酵バター香る、鶏明太子そぼろごはんの作り方
【材料】
・明太子:大さじ3
・鶏ひき肉:160g
・日本酒:大さじ1
・にんにく:1かけ
・発酵バター:30g
・ごはん:2杯
・塩:少々
・黒胡椒:少々
・刻み海苔:少々
・目玉焼き:2個
【作り方】
1./明太子の中身を搾る。
2./鶏ひき肉をボウルに入れ、日本酒を混ぜ、10分ほど置く。
鶏ひき肉に下味をつける
3./にんにくをみじん切りにする。
4./目玉焼きを作る。
5./フライパンに発酵バターを入れ弱火にし、3のにんにくを入れ、淡いきつね色になったら2.の鶏ひき肉を入れ、パラパラになるよう炒める。
にんにくは火入れしすぎない
ゴムベラなどでパラパラにする
6./鶏ひき肉に火が入ったら、1の明太子を入れ、むらなく混ぜる。
味の決め手、明太子を鶏になじませる
7./味見をし、塩気が足りなかったら塩を少々足す。
8./7のフライパンに温かいごはんを入れ、手早く混ぜ、器に盛りつけ、4の目玉焼きをのせる。仕上げに黒胡椒と刻み海苔を散らして出来上がり。
写真は1人分、半熟の卵黄がお薦め
今回の明太子に発酵バターの旨みをまとわせた鶏明太子そぼろは、ごはんに混ぜていただくほか、混ぜずに食卓のおかずとしても重宝します。
発酵バターと明太子の旨みで調味はほぼ完結、味付け不要のひとしなです。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://www.instagram.com/kokookuda/)
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
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