年間を通して店頭でよく見かける長いもには、春と秋の2回旬があり、これからの季節は、秋堀りの長いもが美味しくなります。調理の仕方によって、ねっとり感やシャキシャキ感、ほくほく感も味わえますね。
今回は、能登地方のいかで作られる魚醤の「いしり」を合わせて、旬の長いもを手軽にたたいて混ぜて焼くことで、香ばしさとホックりとした美味しさを味わえる、たたき長いもを作りました。「いしり」の深い味わいが、あとをひきます。
「たたき長いも」の作り方
【材料】
・長いも:300g
・ちりめん:20g
・いしり:小さじ1弱
・片栗粉:大さじ2
・ごま油:適量
いしりで味わい深く
1./長いもは皮をむいて1cm角ぐらいの拍子切りにして保存袋に入れる。麺棒などで全体をたたき、細かくする。
拍子切りにして保存袋に
細かくたたく
2./ボウルに1を入れて、片栗粉、ちりめん、いしりを加えてよく混ぜる。
ちりめん、いしりなどを加える
全体をよく混ぜ合わせる
3./フライパンにごま油を熱して、2をスプーンで直径5cmほどの大きさにまとめ、中火で両面を焼く。
間隔をあけてタネをまるく置く
香ばしく両面を焼く
4./香ばしく色よく焼けたら出来上がり!
カリっと美味しくいただけます
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
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