いしる(いしり)、とは、イワシ、イカなどを発酵させてつくる魚醤。石川県能登半島に古くから伝わり、日本3大魚醤のなかでも生産量ナンバーワンの発酵調味料です。人気の秘密は、魚のたんぱく質が分解されることで作られる滋味と独特の香り。うま味のもとであるアミノ酸は大豆醤油より豊富に含まれています。野菜との相性も抜群。伝統的な食し方である鍋や漬物だけでなく、パスタ、野菜炒め、カレーの隠し味などさまざまな料理に使えて「味が決まる」と人気が高まってきています。朝夕が寒くなってくるこの季節、いしるの味を楽しめ、野菜がたっぷり食べられる「いしる温野菜」で元気になってしまいましょう!
A.いしる温野菜
簡単なのに飛び切りおいしい温野菜。茹でたてのパスタを和えれば、野菜たっぷりの1皿に!
【材料】
れんこん:100g
ブロッコリー:1/3株
赤パプリカ:1/4個
いしる:大さじ1〜2
オリーブオイル:大さじ1/2
【作り方】
1./れんこんは皮を剥いて2cmの厚みに切り、さらに6等分にして水にさらす。ブロッコリーは小房にわけ、赤パプリカは食べやすい大きさに切っておく。
2./1を蒸すか、電子レンジに3〜5分(※)かけて火を通す。電子レンジにかける場合は、れんこんのみ先にかけ、水にくぐらせたブロッコリー、赤パプリカの順に加えて時間差をつけると、加熱しすぎを防げる。
加熱しすぎると
食感が失われるので注意
3./2を器に盛り、いしるとオリーブオイルを振りかけたら出来上がり。
※使用する電子レンジにより加熱時間を調整してください。
B.いしる温玉野菜
温泉卵をプラスするだけで、ちょっぴり贅沢なお料理に。栄養バランスもよく、朝食にオススメです。
【材料】
卵:2個
いしる:大さじ2〜3
れんこん:100g
ブロッコリー:1/3株
赤パプリカ:1/4個
【作り方】
1./温泉卵を作り(簡単な温泉卵の作り方はコチラ!)、いしるに浸しておく。
温泉卵をいしるに浸しておく
2./Aの1〜2と同様に温野菜を作って器に盛り、食べる直前に1をかけたら出来上がり。