梅干し、醤油、生姜、番茶を組み合わせて作る「梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)」をご存知でしょうか? 冷え性改善や疲労回復、風邪の初期症状の際に効果があるといわれ、マクロビオティックの世界では定番のお茶として飲まれています。
梅は日本古来の民間療法として取り入れられてきました。「梅はその日の難逃れ」と言い、”朝出かける前に梅を食べるとその日一日は災難を免れる”ということわざがありますが、抗菌作用や疲労回復効果のある梅を、未病や自然の薬として食べられてきたことからこのような表現となったのでしょう。
そしてもうひとつ、「番茶梅干し医者いらず」という昔の養生訓があるように、番茶と梅干しコンビは最強の健康食品。番茶のなかでも、摘み取った葉と茎を三年かけてじっくり熟成させる「三年番茶」は、その間でカフェインやタンニンの成分が抜け、刺激が抑えられた健康茶。緑茶やコーヒーと違い、身体を温める性質も持っていることから、冷え性改善につながるのでしょう。
夏バテ予防にも効果があるといわれているため、これからの季節、大活躍間違いなし。
朝食前などの空腹時や食前に飲むのがベスト。目覚めの一杯を梅醤番茶に切り替えて、暑い夏を元気に乗り切りましょう!
※下記の各材料の配分はあくまでも目安。自分好みの味加減に調整してみましょう。
●梅醤番茶のレシピ
【材料】
・梅干し:中1個
・醤油:小さじ1
・ショウガの絞り汁:数滴
・番茶(できれば三年番茶):湯のみ一杯分
材料の配分は目安です
【作り方】
1./梅干しは種を取り除き、なめらかになるまで包丁でたたく。
2./湯のみ茶碗に1の梅、醤油、ショウガの絞り汁を入れ、作り立ての温かい番茶を注いだら完成。
出来上がり