そうめんや冷や麦を食べた後、少しだけ残ってしまった薬味。どうしていますか。
簡単で美味しい副菜を作りましょう。酢を使って「酢の物」、しょうゆとみりんで「佃煮」。発酵食品を利用した保存食が出来ます。冷蔵庫で1週間、冷凍なら3ヵ月ほど保存できるので重宝です。
薬味の酢の物の作り方
薬味の材料は何でもかまいません。ここでは一般的なシソ、ミョウガ、ネギ、おろしショウガを使います。調味料の分量は、薬味がひたひたに漬かるくらいを目安に加減してください。
数時間でミョウガはきれいなピンク色になります。和え物の材料にしてもいいですね。
【材料】
・(残り物の)薬味:(シソ、ミョウガ、ネギ、おろしショウガ)適量
・酢:大さじ1
・しょうゆ:大さじ1/2(酢の1/2)
・砂糖:小さじ1(酢の1/3)
【作り方】
1./シソとミョウガは千切りに、ネギは小口切りに、ショウガはおろしショウガにする。
残り物の薬味
2./容器に酢、しょうゆ、砂糖を入れて、砂糖が溶けるまで混ぜる。
3./1の薬味を2の容器に入れて、混ぜ合わせる。この状態で冷凍保存可能。
薬味がひたひたに漬かるくらいに
4./ボイルしたタコやイカ、エビ、トリササミ肉などとの和え物に使える。
ボイルしたタコと和えて
薬味の佃煮の作り方
調味料と合わせてさっと炒めます。ゴマを加えることで、しょうゆ辛さを和らげ、栄養アップにもなります。そのままご飯にのせてもよく、お茶漬けにしてもおいしくいただけます。
【材料】
・(残り物の)薬味:(シソ、ミョウガ、ネギ、おろしショウガ)適量
・しょうゆ:大さじ1
・みりん:大さじ1(しょうゆと同量)
・顆粒だし:小さじ1(しょうゆの1/3)
・すりゴマ:適量
【作り方】
1. /シソとミョウガは千切りに、ネギは小口切りに、ショウガはおろしショウガにして用いる。
2./小鍋か小さいフライパンに、しょうゆとみりんと顆粒だしを入れ、弱火にかける。
3./ふつふつと泡が出てきたところで、1の薬味を入れ、火を少し強めて混ぜながら水分をとばす。
水分をとばしながら味つけ
4./ほぼ水分がなくなったらゴマを入れて混ぜる。火を止め、あら熱がとれたら、冷凍保存可能。
ご飯にのせて
作り置きの副菜として重宝
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。